今年で結成55年目を迎えた老舗ブルーグラス・バンド:ザ・セルダム・シーン。活動初期である1970年代からは、ブルーグラスの新しい波〈プログレッシヴ・ブルーグラス〉の中心的バンドとして第一線で活躍し、以降もブルーグラス・シーンの担い手として、現在に至るまで25枚近くのアルバムをリリースしてきました。 活動歴を重ねる中、メンバーの顔ぶれも徐々に変化していきましたが、2014年にリリースされた本作では、創設メンバーだったジョン・スターリングとトム・グレイがゲストとして参加。他にも主要メンバーであるベン・エルドリッジの息子:クリス・エルドリッチや、ローカル・シーンで活動していた時代からの友人でカントリー・ロック界の歌姫:エミルー・ハリスも参加するという、実に祝祭感溢れる作品となりました。 そんな本作では、ファンからのリクエストの声が多かった16曲に、セルダム・シーンらしいモダンで洗練されたアレンジを施してパフォーマンス。1974年リリースのアルバム『Old Train』に収録されていた「Wait a Minute」のセルフ・カヴァーのほか、ボブ・ディランの「It's All Over Now, Baby Blue」やジョン・フォガティの「Big Train from Memphis」といったフォーク/カントリー/ロックの名曲のカヴァーなども収められています。 中でも特筆すべきは、グラム・パーソンズの人気曲「Hickory Wind」のカヴァー。1968年にリリースされたザ・バーズの名盤『ロデオの恋人』にも収録された同曲では、エミルー・ハリスとの美しいデュエットが展開されます。カントリー・ファン、ブルーグラス・ファン必聴の名作です。
トラックリスト 1. California Cottonfields 2. Wait A Minute 3. What Am I Doing Hangin' Round 4. Hickory Wind 5. I'll Be No Stranger There 6. Walk Through This World With Me 7. Big Train (From Memphis) 8. With Body And Soul 9. Paradise 10. It's All Over Now, Baby Blue 11. Mean Mother Blues 12. My Better Years 13. Little Georgia Rose 14. Like I Used To Do 15. Through The Bottom Of The Glass 16. Lorena
2026年8月2日発売 THE SELDOM SCENE / LONG TIME ... SELDOM SCENE