2008年の結成以来、常に魅力的なオリジナル曲とスタンダード解釈でファンを魅了してきた外山安樹子トリオ[外山安樹子(pf)、関口宗之(b)、秋葉正樹(ds)]。ライス・レコードからはこれまでに『Tres Trick』(TAR-001/2016年)、『スノーイング・タウン』(TAR-2154/2017年)、『TOWARD THE 11TH』(TAR-002/2018年)の3作をリリースしてまいりました。その後全曲スタンダードに挑んだ『レターズ』(Autumn Leaves Record/2021年)を挟んで再びライス・レコードから発表することになったのが、フル・アルバムとしては7作目となる本作『Moving Again 19’→23’』です。 本作はそのタイトルのとおり「コロナ禍からの再出発」をテーマにした内容。コロナ禍においてはそれまでのライヴ中心の活動スタイルは制約を受けてしまいましたが、それでも2020年5月にはメンバーが自宅からリモートで演奏した新曲「まっすぐに」(本作�┐房�録)をネット配信で発表するなど、逆境を糧にしたような活動も行ってきました。本作ではそんな時期に生まれたオリジナルを多く含んでいて、これまでに『ジャズ批評』誌にてジャズメロディ賞を何度も受賞するなど、大変定評のある外山のペンによる楽曲を中心に収録しています。 コロナ禍の沈みがちな日々から生み出された� �緊急事態宣言が解除された際の解放感をテーマにした�ぁ▲灰蹈焚劼乏詁�しつつ前へ進もうとする女性をイメージした��など、これまで以上に想像力を掻き立てる秀逸なオリジナル曲が軒を連ねています。さらに「Here's to Life」、「Pure Imagination」、「Moonlight」(Sting)といった珠玉の名曲を外山トリオ風にアレンジ。ジャズの新鮮な解釈を加えて、新たな方向性も示唆しています。 もちろん一番の聴き所は、息の合ったメンバーたちのインタープレイから生まれる「躍動と抒情」という相反する要素を内包した音楽性で、結成当時からの持ち味であるそのスタイルは、ここで遂に完成の域に達しました。 ピアノ・トリオの自由で開放的なジャズ・サウンドがお好きな方であれば絶対に気に入る作品。全てのジャズ・ファンに手にして欲しい1枚です。
トラックリスト 1. イランカラプテ 2. Back & Forth 3. ATB 4. Awakening 5. Moonlight 6. Pure Imagination 7. Écouter La Danse, Voir La Musique 8. まっすぐに 9. Dancing in the Water 10. Here's to Life 11. Blues Discovery 12. This Must Be the Place
2023年6月11日発売 AKIKO TOYAMA TRIO / MOVING AGAIN ‘19→‘23