エマフォイ・ツェゲ・マリアム・ゲブル／エチオピーク21 ~ ピアノ・ソロ（ＣＤ）

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商品分類一覧【近日発売予定の国内盤】エマフォイ・ツェゲ・マリアム・ゲブル／エチオピーク21 ~ ピアノ・ソロ（ＣＤ）
商品分類一覧アフリカライス・レコード D-Fエマフォイ・ツェゲ・マリアム・ゲブル／エチオピーク21 ~ ピアノ・ソロ（ＣＤ）

商品名：	エマフォイ・ツェゲ・マリアム・ゲブル／エチオピーク21 ~ ピアノ・ソロ（ＣＤ）
メーカー：	ライス（BUDA）
メーカー型番：	BDR-7255
価格：	2,970円（税込）
[予約販売]

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2023年6月11日発売新譜
ワールド・ミュージックの定盤”エチオピーク・シリーズ
エチオピアらしさを感じさせる巨匠ピアニストのソロ作を追悼！

　フランスのレーベル〈Buda Musique〉の人気シリーズ〈エチオピーク〉はこれまで30タイトルが発売されていますが、その中でもっとも異色と言えるのが本作といえるかもしれません。主人公は先日99歳で亡くなられた偉大な女性ピアニストのエマフォイ・ツェゲ・マリアム・ゲブル。2006年にBudaが制作した本作はこれまで一度も国内流通していませんでしたが、亡き彼女を偲んでこの度追悼盤としてライスからリリースすることにいたしました。
　エマフォイ・ツェゲ・マリアム・ゲブルは1923年12月12日、アディス・アベバのアムハラ人の裕福な家庭に生まれました。彼女は6歳のとき、スイスの全寮制の寄宿学校に入学しそこでピアノとヴァイオリンの演奏を学んだそうです。その後エチオピアに戻った彼女でしたが、第二次イタリア・エチオピア戦争が勃発すると、彼女とその家族は捕虜となってイタリアの収容所に送られ、また戦後はエジプト・カイロでポーランド系ユダヤ人のヴァイオリニスト、アレクサンダー・コントロヴィッチに師事するも、帰国後は事務員として働き、21歳には修道女となり修道院で10年間過ごすなど、音楽の道とは全く離れた人生を送っていました。そんな彼女が音楽家として活動するようになったは修道院を出てからで、彼女はエチオピア正教会の聖楽を創始した聖ヤレドの宗教音楽を本格的に学び、ヴァイオリンやピアノ、オルガンのための音楽を作曲するようになりました。そして孤児院への資金援助を目的にレコードを制作するようになった彼女は、「音楽界の異端児」ことエリック・サティやドビュッシーといったフランスの作曲家やコプト教会の音楽、さらにはエチオピア伝統音楽から影響を受けた唯一無二のピアノ音楽を作り出すようになりました。
　本作はその彼女が60〜70年代にドイツやイスラエルで録音した音源（一部は最近Mississippi Recordsからオリジナル盤がリイシューされました）のほか、1996年にＣＤでリリースされたものなども収録されています。タイトルのとおり全篇が彼女によるピアノ・ソロの作品で、そのタッチからポスト・クラシカルやアンビエントを思わせますが、そこにエチオピアらしさを感じさせる四七抜き音階を意識的に用いるなど、彼女ならではの独特テイストが加味されている点に大きな特徴があります。もちろん全てが彼女による作曲で、家族への敬意や孤児へ想いを込めたものや、宗教に関する楽曲などを含むピアノ・ソロは、ジャンルの壁を越え全ての音楽ファンの心を打つ素晴らしい調べに満ちあふれています。
　ワールド・ミュージック・ファンはもちろん、クラシックやラウンジといった音楽のファンにもお勧めできる１枚と言えそうです。

●日本語解説／帯付き

トラックリスト
1. The Homeless Wanderer
2. The Last Tears Of A Deceased
3. A Young Girl's Complaint
4. The Mad Man'S Laughter
5. Presentiment
6. Mother'S Love
7. Ballad Of The Spirits
8. The Song Of The Sea
9. Homesickness
10. Golgotha
11. The Jordan River Song
12. The Garden Of Gethesemanie
13. Homesickness
14. The Story Of The Wind
15. Evening Breeze
16. Tenkou Why Feel Sorry

2023年6月11日発売
EMAHOY TSEGUE-MARYAM GUEBROU / ETHIOPIQUES 21 - PIANO SOLO