アリーニ・フラザォン／雨に包まれて（ＣＤ）

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サンビーニャ・インポート

アリーニ・フラザォン／雨に包まれて（ＣＤ）

商品名：	アリーニ・フラザォン／雨に包まれて（ＣＤ）
メーカー：	サンビーニャ・インポート（Valentim de Carvalho）
メーカー型番：	VCSI-3199
価格：	3,300円（税込）
[予約販売]

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2025年7月13日発売新譜
ルゾフォニア世界をめぐる詩と音の旅！
アフリカと大西洋を結ぶ、親密で芳醇なアクースティック名作！

　アンゴーラ音楽の未来を切り開く才媛、アリーニ・フラザォンの2018年作『雨に包まれて（原題：Dentro da Chuva）』を、サンビーニャ・インポートとしてご紹介することにしました。
　1988年、アンゴーラの首都ルアンダに生まれたアリーニ・フラザォンは、詩作と音楽に親しみながら育ち、18歳でポルトガル・リスボンに渡り、のちにスペインでも学びながら音楽活動を本格化させました。ジャーナリズムを学びつつ、シンガー・ソングライター／ギタリスト／プロデューサーとしても頭角を現し、2011年のデビュー作『Clave Bantu』以降、着実に作品を発表。アンゴーラの伝統音楽、MPB（ブラジル音楽）、ジャズ、フォーク、アフロビート、クラシックなどを吸収しながら、自身の詩的な感性と音楽的な柔軟性を融合させた独自のスタイルを築いてきました。ポルトガル語を中心に、英語、スペイン語、クレオール語、キンブンドゥ語も交えた多言語の表現を行い、社会的・政治的なメッセージも内包するその歌詞は、深い人間性と批評性を併せ持っています。
　本作『雨に包まれて』は、彼女にとって４作目となるスタジオ録音作品。スコットランドで録音された前作『インスラル』（サンビーニャ・インポートVCSI-3196 / 2015年）では、実験的で内省的な世界観を提示しましたが、本作では再びルーツへと立ち返り、より親密でアクースティックな音楽に回帰しています。録音はブラジル・リオ・デ・ジャネイロで行われ、ボサ／ロック／ファンクの境界を自在に横断するプロデューサー、ガブリエール・ムザックが音作りを担当。ルエジ・ルナ（ヴォーカル）、ジャキス・モレレンバウム（チェロ）、ジョアン・ピレス（ギター）らが参加し、彼女の柔らかな歌声とギターを中心に、チェロ、カリンバ、パーカッションなどの繊細な音色が重なり合います。
　雨、海、記憶、祖国の風景、そして女性たちへのオマージュ―――アフリカ、ブラジル、カーボ・ヴェルデ、ポルトガルといったルゾフォニアの文化圏を結びつけるテーマが、神話的かつ詩的な比喩とともに描かれており、まるで音の小舟に乗って大西洋を巡る旅のような感覚を味わえます。アンゴーラの独立運動を支えた女性たちに捧げた「Sumama」、カーボ・ヴェルデの祖父に捧げるクレオール語のバラード「Peit Ta Segura」、アンゴーラの詩人ルイ・ドゥアルテ・デ・カルヴァーリョの世界を描いた「Kapiapia」など、楽曲ごとに明確なテーマと強い物語性を有しています。さらには、セルジュ・ゲンスブールの名曲「Ces Petits Riens」を官能的なボサ・ノーヴァへと再構築するなど、選曲・表現ともに高い完成度を誇ります。
　詩と音楽の境界を軽やかに行き来しながら、個人と歴史、自然と政治、過去と現在をつなぎ合わせていくアリーニ・フラザォンの音楽。『雨に包まれて』は、まさにその到達点のひとつと言える作品です。アンゴーラ発、現代ルゾフォニア音楽の最前線に立つこの傑作を、ぜひじっくりとご堪能ください。

●日本語による説明をつけた帯を商品に添付して発送いたします。日本語解説は同封しておりません。予めご了承ください

トラックリスト
1. Peit Ta Segura
2. Kapiapia
3. Sumauma
4. Zenite
5. Ces Petits Riens
6. Um Corpo Sobre O Mapa
7. Areal De Cabo Ledo
8. Manifesto
9. Chamado Por Morfeu
10. Fuga
11. Manazinha (Novo Dia)

2025年7月13日発売
ALINE FRAZAO / DENTRO DA CHUVA

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