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商品名: |
アリーニ・フラザォン/ウマ・ムジカ・アンゴラーナ(CD) |
メーカー: |
サンビーニャ・インポート(Valentim de Carvalho) |
メーカー型番: |
VCSI-30204 |
価格: |
3,300円(税込) |
[予約販売] |
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2025年9月7日発売 ルアンダの風にのせて綴る、アンゴーラ音楽の現在地!
アンゴーラ出身のSSWアリーニ・フラザォンが2022年に発表した5作目のスタジオ・アルバム『ウマ・ムジカ・アンゴラーナ(Uma Musica Angolana)』。発表からすでに3年が経ちますが、その内容の豊かさと詩的な深みにあらためて魅了され、今回サンビーニャ・インポートとして紹介することにしました。すでに紹介済みの『雨に包まれて』(VCSI-3199)および『インスラル』(VCSI-3196)では、アクースティックかつ内省的なサウンドで注目を集めたアリーニでしたが、本作では一転して、祝祭的で温かなバンド・サウンドへと回帰。アンゴーラの伝統ポップ、ジャズ、ブラジル音楽、カーボ・ヴェルデのリズムなどを融合させ、洗練のアンサンブルを聴かせています。 1988年、アンゴーラの首都ルアンダに生まれた彼女は、カーボ・ヴェルデ出身の祖父を持ち、幼い頃から詩と音楽に親しみました。18歳でポルトガル・リスボンへ渡り、その後はスペインでも学びながら、ジャーナリズムと音楽を両立させてキャリアを築きます。2011年のデビュー作『Clave Bantu』以降、ヨーロッパやブラジルをはじめとする多くの音楽家と交流を重ね、詩人/シンガー/ギタリスト/プロデューサーとして幅広く活動してきました。 そして本作では、詩人でもあるギタリスト、シャンゴーテ(Changote)をプロデューサーに迎え、ルアンダで録音。ピアノのマルコ・ポンビーニョ(Marco Pombinho)、トランペットのディオゴ・ドゥケ(Diogo Duque)、チェロのスザンヌ・パウル(Susanne Paul)、ドラマーのマルセロ・アラウージョ(Marcelo Arajo)といった演奏陣が名を連ねています。アフリカ的リズムの感性とヨーロッパ的な洗練が自然に溶け合う、芳醇なバンド・アンサンブルが大きな魅力です。 オープニングの「Luisa」では、女性たちの声なき声を代弁する架空の人物像を描き、「Luanda」では彼女の故郷がもつ美しさと、社会的・政治的な苦悩を対比的に歌い上げます。さらにアンゴーラの重鎮パウロ・フローレス(Paulo Flores)の楽曲「Fumo」を取り上げたカヴァー、郷土への複雑な愛情と痛みが滲む「Luz Foi」など、いずれも詩と物語性に富んだ楽曲ばかりです。 ──人々の心にはまだ小さな余白があり、そこに音楽を届けることができる。そう信じて歌うアリーニ・フラザォン。彼女の描く「アンゴーラ音楽」は、ルーツと世界、詩と社会、音楽と祈りをつなぐ現代ルゾフォニアの詩的表現として、いまこそ耳を傾けるべき作品です。
●日本語による説明をつけた帯を商品に添付して発送いたします。日本語解説は同封しておりません。予めご了承ください
トラックリスト 1. Luisa 2. Batuku 3. Bauka 4. Luanda 5. Fumo 6. Kwanza Sul 7. Luz Foi 8. Valsa Da Libertacao 9. O Sul 10. Mate
2025年9月7日発売 ALINE FRAZAO / UMA MUSICA ANGOLANA |