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商品名: |
エリック・スコット・リード/アウト・レイト(LP) |
メーカー: |
サンビーニャ・インポート(SMOKE SESSIONS) |
メーカー型番: |
NWSI-63002 |
標準価格: |
6,930円(税込) |
価格: |
6,930円(税込) |
[予約販売] |
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2025年9月14日発売新譜 いまこそ聴きたい、エリック・スコット・リードの“夜の肖像”!
ニューヨークの深夜、その街にしかないエネルギーと感情の振動を捉えた最新作『アウト・レイト』は、ジャズ・ピアニスト、エリック・スコット・リード(Eric Scott Reed)が自身の過去と現在をつなぎ、自由と真実を音楽で語る珠玉のセッション・アルバムです。 1970年、フィラデルフィアに生まれたリードは、幼少からクラシックと教会音楽に親しみ、やがてジャズに傾倒。名門南カリフォルニア大学在学中にウィントン・マルサリスに見出され、彼のクインテットに加入して本格的なプロ活動をスタートさせました。以来、ソロ・ピアニスト、コンボ・リーダー、作編曲家、教育者、映画音楽の音楽監督と多彩な領域で活躍。ブルーノートやサヴァイヴァル・レコード、そして近年はスモーク・セッションズから意欲作を発表し続けています。 本作には、トランペットにニコラス・ペイトン(Nicholas Payton)、テナー・サックスにエリック・アレキサンダー(Eric Alexander)、ベースにピーター・ワシントン(Peter Washington)、ドラムにジョー・ファーンズワース(Joe Farnsworth)という気鋭が集結。いずれも1980年代末から90年代初頭のNYジャズ・シーンをともに駆け抜けた盟友たちであり、本作ではその熟練のインタープレイが炸裂します。 すべての楽曲は、完全なライヴ・セッティングのなかで録音された一発録り。ヘッドフォンもブースも使用せず、バンド全員が同じ空間で向き合い、アイデアの断片を即興的に音へと変換していく──そうした「昔ながらのやり方」で収録された演奏からは、即興音楽の持つ瞬間の魔法が、息づくように立ち上がります。 楽譜はあくまでスケッチにとどまり、そこに演奏者それぞれの声と閃きが重なっていく。技術よりも感情を優先させるこの姿勢こそが、彼らの真骨頂。リードは「音楽に自分を委ねただけ」と語りますが、そこには長年のキャリアと深い信頼関係に裏打ちされた自発性が横たわっています。“Out Late”というタイトルには、二重の意味が込められています。ひとつはもちろん、ニューヨークの夜のムード──街の光、気配、人々の息づかい──を反映した音楽的主題。そしてもうひとつは、自らのセクシュアリティを公にしたリードの人生の変化を示す言葉として。2023年の前作『Black, Brown and Blue』と同時期にカミングアウトを果たした彼は、「ようやく自分をすべて受け入れることができた」と語り、音楽においてもそれまで以上にオープンで自由な表現を手にしました。アルバム4曲目に収録された“They”は、唯一のピアノ・トリオ編成によるアップテンポ・スウィング。セッション最終日に録音されたこの曲は、軽快な表面の下に複雑な構造を秘めた“モダン・スタンダード”的な魅力を持ち、リードの作編曲家としての手腕が凝縮された一曲です。 現代ジャズを代表するピアニストによる、音楽と人生の節目を刻んだ一枚。揺るぎない技巧と開かれた心で紡がれる真夜中のジャズが、リスナーの心を静かに照らします。
●日本語による説明をつけた帯を商品に添付して発送いたします。日本語解説は同封しておりません。予めご了承ください
トラックリスト 1. Glow 2. All'umfrs 3. Shadoboxing 4. They 5. Out Late 6. The Weirdos 7. Delightful Daddy
2025年9月14日発売 ERIC SCOTT REED / OUT LATE |