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商品名: |
ハワ&カッセ・マディ・ジャバテ/トゥマロ ~ また会う日まで(LP) |
メーカー: |
ライス(ONE WORLD RECORDS) |
メーカー型番: |
INR-62015 |
標準価格: |
6,820円(税込) |
価格: |
6,820円(税込) |
[予約販売] |
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2025年9月21日発売新譜 〈黄金の声〉カッセ・マディ・ジャバテの遺作を、実娘ハワが完成! グリオーの伝統と親子の絆を描く、魂のアルバム!!
1949年、マリ南西部のグリオーの村ケラに生まれたカッセ・マディ・ジャバテは、柔らかく深い声質で「マリの黄金の声」と称された伝説的歌手でした。兄アブドゥライエの率いる《スーパー・マンデ》で活動を始めた彼は、やがて国営バンド《ラ・マラビージャス・デ・マリ(のちのバデマ・ナシオナル)》の中心的歌手として活躍。渡仏後にはソロ作『Fod』『Kela Tradition』を発表し、1999年にはタジ・マハールとトゥマニ・ジャバテの共演作『Kulanjan』にも参加。さらに、ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ結成のきっかけとなったプロジェクトを再現した『AfroCubism』や、ジョルディ・サヴァールの《Les Routes de l’esclavage》でも名唱を披露し、現代グリオー音楽を牽引してきました。そんな彼は2018年5月24日、脳卒中のためマリの首都バマコでこの世を去りました。 本作『トゥマロ』は、カッセ・マディが録音中に急逝した際に未完となっていた遺作を、娘ハワ・カッセ・マディ・ジャバテが完成させた奇跡のアルバムです。グリオー文化の中心地ケラに生まれ、幼少より歌を通じて伝統を学ぶなど、グリオーとしての教養と表現を自然に身につけてきたハワは、透明感のある美しい歌声と豊かな情感で、現代マンディング音楽を代表する存在として広く知られています。 彼女の名を世界に広めたのが、2013年に結成されたユニット《トリオ・ダ・カリ》での活動です。伝統を土台にしつつ、現代的な感覚でグリオー音楽を再構築し、クロノス・クァルテットとの共演作『ラディリカン』や、最新作『バゴラ』(ライス INR-3424)で国際的に高い評価を得ています。 そんな彼女が中心となって完成させた『トゥマロ』は、カッセ・マディが残した未完の音源に、ハワが作詞・歌唱の両面で新たな息吹を吹き込んだ感動の作品です。タイトルの「トゥマロ(Toumaro)」は「また会いましょう」を意味し、父への愛情と別れの言葉、そして精神的なつながりが全編に込められています。全11曲には、グリオーの伝統と家族の記憶、そして現代的な感性が丁寧に織り込まれ、聴く者の心に深く響きます。 演奏には、《トリオ・ダ・カリ》のメンバーであるバラフォンの名手ラッサナ・ジャバテ、ンゴーニ・ベース奏者であり本作のアレンジとマスタリングも手がけたマドゥ・クヤテに加え、マリのギタリストであるラシン・クヤテとガウス・クヤテといった名手たちが参加。プロデュースは、バセク・クヤテ&アミ・サッコの作品などでも知られるイブラヒム・カバが務め、伝統への敬意と現代性を兼ね備えたサウンドが生み出されました。 グリオーの誇りと血の記憶、そして音楽が繋ぐ魂の継承──このアルバムは、家族の絆を超えて、マンディング音楽の永続的な魅力を改めて伝えてくれる作品です。
●日本語解説/帯付き
トラックリスト 1. Sozani 2. Kasse Moro 3. Simbo 4. Fognana Kouma 5. Keme Bourama 6. Niagaleba 7. Kaira 8. Kasse Dya 9. Mande DJali 10. Laban DJoro 11. Toumaro
2025年9月21日発売 HAWA & KASSE MADY DIABATE / TOUMARO |