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| 商品名: |
ルイーザ・ブリグーリオ/トゥルヴァトゥーラ(CD) |
| メーカー: |
サンビーニャ・インポート(GALILEO MUSIC) |
| メーカー型番: |
GLSI-37010 |
| 価格: |
4,070円(税込) |
| [予約販売] |
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2026年3月22日発売新譜 語りと歌がひとつになる瞬間――シチリア語が切り拓く、新しいフォークのかたち!
ルイーザ・ブリグーリオ(Luisa Briguglio)は、地中海最大の島であるシチリア島メッシーナ生まれのシンガー/ソングライター/ギタリスト。歌と語りを横断する南イタリア固有の表現文化を背景に、音楽と舞台の両領域で活動を重ねてきた表現者です。2017年より南イタリアのルーツ音楽を基盤とするアンサンブル《ポプルアルマ(PopulAlma)》を主宰し、2019年に『Cantu Forti』、2022年に『Spaccaventu』を発表。伝承歌や民謡的素材を現代的な感覚で再構築するその表現は、土地に根ざしながらも開かれた音楽として評価されてきました。 ブリグーリオの活動は音楽にとどまらず、舞台芸術とも深く結びついています。『Perce』および『Cantu e cuntu』では、女優およびアシスタント・ディレクターとして参加。ここで培われた〈cuntu(語り)〉と〈cantu(歌)〉を往還する感覚は、彼女の歌唱表現の核を成しています。2023年には《El Colectivo》に参加し、プロジェクト《’Ngasa ’Ngasa》でリード・ヴォーカルを担当。シングル「Safari」の録音にも加わるなど、国境を越えた共同作業にも取り組んできました。そんな彼女は近年評価を高め、2024年に〈Ethnos Generations〉を受賞。続く2025年にも同賞を受賞し、さらに第18回〈アンドレア・パローディ賞(Andrea Parodi Award)〉を獲得しています。 こうした歩みの集大成として発表されたのが、ソロ・デビュー作『トゥルヴァトゥーラ』です。全8曲から成る本作は、シチリア語によるオリジナルの言葉を中心に、距離、帰属、孤独、記憶、希望といった主題を掘り下げた作品。タイトルは、洞窟に隠された幻の宝を意味するシチリアの伝承概念であり、探し続ける行為そのものを象徴しています。 アルバムは、吟遊詩人の伝統や南イタリアの語り部文化、ローザ・バリストレリ(Rosa Balistreri)やオテッロ・プロファツィオ(Otello Profazio)の系譜に連なりつつ、サッフォー(Sappho)、カトゥルス(Catullus)、ホラティウス(Horace)、無名のスペイン古謡にまで想像力を広げています。過去の声を引用するのではなく、それらを現在形の感情として立ち上げている点に、本作の大きな特徴があります。冒頭曲「Figghia mia figghia」は、愛する存在との別れを描いた痛切な一篇。夜の内省を描く「Notti」、未来への希望を投げかける「Quand je serai prte」、そしてアルゼンチンを代表するフォルクローレの巨匠アタウアルパ・ユパンキ(Atahualpa Yupanqui)の「Piedra y camino(石と道)」をシチリア語で翻案した「Petra e caminu」を経て、終曲「Navi」は叶わぬ愛に捧げられた静かな讃歌としてアルバムを閉じます。そして豊かなゲスト編成を迎えながらも、作品の中心に据えられているのは声と言葉です。神話と現実、内と外を隔てる〈メッシーナ海峡〉の風景が重なり、帰属と出発のあいだで揺れる心象が、音楽として結晶しています。 『トゥルヴァトゥーラ』は、シチリアという土地の記憶をなぞるだけの作品ではありません。探し続け、語り続け、歌い続けること――その行為が人を形づくっていく過程を、声と音で静かに示しています。ワールド・ミュージックの文脈において、いま最も切実で誠実な“歌のかたち”のひとつ。深く聴きたい人にこそ届けたい、長く棚に残る一枚です。
●日本語による説明をつけた帯を商品に添付して発送いたします。日本語解説は同封しておりません。予めご了承ください
トラックリスト 1. Figghia mia figghia 2. A Stidda 3. Il cacciatore 4. Notti 5. U ’nnamuratu e a morti 6. Quand je serai prete 7. Petra e caminu 8. Navi
2026年3月22日発売 LUISA BRIGUGLIO / TRUVATURA |