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ご好評いただいたシャルレス・ガヴィン監修の<ソン・リブリ・マスターズ>の第2弾として、さらに20枚のアルバムが登場した。中でも注目すべき1枚が、バイーア出身のデュエット・グループ、トン&ジートが74年に発表したデビュー作のこれだ。プロデュースは、同郷出身の男性デュオの先輩アントニオ・カルロス&ジョカフィ。自ら作り上げたバイーア風味たっぷりのポップ・サンバのノウハウをすべて注ぎ込んで作り上げたすばらしいサウンドをバックに、トン&ジートの若々しい感性を爆発させてくれる。70年代バイーア・ポップのひとつの完成形と言えそうだ。 |