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1972年生まれで1996年よりソロとして活躍しているシンガー・ソングライターのシェブネム・フェラー。美形かつセクシーな容貌の彼女は、ハードな音楽性がその持ち味で、かつて日本でも人気を博したハードロック/ヘヴィ・メタルを彷彿させるサウンドをいまも追求しています。2009年の暮れにリリースされた本作でもその路線は継承されていて、ハードなディストーション・ギターを中心としたバンド・スタイルの伴奏をバックに、時にイアン・ギランのごとくシャウト、そしてバラードでは情感たっぷりのヴィブラートで楽曲を盛り上げます。ただし、アルバムの後半ではネオ・ロックとでも言えそうな、新しい試みのサウンドにもトライ。新しい形のロックも模索し続ける彼女らしい作品と言えそうです。 |