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イタリア半島の西方に位置し、地中海第2の大きさを誇る島サルデーニャの伝統音楽をいまに伝える女性歌手/ギタリスト、マリーナ・ピタウ。アジア・アフリカの小民族やイベリア半島からの移民が元々住んでいたとされ、さらに中世よりスペインやアラブとの関わりも深く、多種多様な文化が入り交じった島として知られるサルデーニャの多彩な音楽の現代化を試みたのが、このアルバムです。バグパイプによく似た音色を出す笛ラウネッダスなどの伝統楽器をバックに、少しメリスマ(コブシ)の効いたマリーナの歌声が全編で冴え渡る。知られざる地中海音楽がここに。 |