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1980年代インドネシアを想わせる良質なポップ・アルバム
初期のビートルズやポップ・インドネシア黎明期に活躍したクース・プルスを思い起こさせるようなレトロ・サウンドをひっさげ、1990年代半ばから活動を続けているバンド:NAIF。インドネシア・インディ・シーンにおけるレトロ系グループの先駆けとしても有名な同バンドのメンバー:デイヴィッド・バユのソロ作品がこちらになります。80年代初期のインドネシアを彷彿とさせるアルバム・カヴァー・デザイン通り、ポップでメロウな古き良き時代のインドネシア・ジャズ・ポップの音が満載!クリスタルな音のキーボードが決め手のAORチューンや、フルートやアクースティック・ギター、エレピが奏でるミドルテンポのポップ・ナンバー、ポール・マッカートニー的なコード進行の甘く切ないバラードなど、どのナンバーも彼の爽やかな歌声にしっくりと馴染みます。財津和夫が在籍するチューリップやBUZZ、そしてボビー・コールドウェルに至るまで、やさぐれ感のない70〜80年代の音がお好きな方にオススメです!
DAVID BAYU / DI DALAM JIWA |