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商品名: |
マンス・リプスカム/ユー・ゴット・トゥ・リープ・ホワット・ユー・ソウ(CD) |
メーカー: |
ライス(Smithsonian Folkways) |
メーカー型番: |
FLR-32024 |
価格: |
3,520円(税込) |
[予約販売] |
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2025年6月1日発売新譜 米国ルーツ・ミュージックの老舗レーベル《Arhoolie Records》の人気盤 同レーベルの看板アーティスト:マンス・リプスカムの魅力が凝縮された傑作セカンド・アルバム!
ライトニン・ホプキンス、ビッグ・ママ・ソーントン、クリフトン・シェニエなど、素晴らしいアーティスト・ラインナップを擁する北米のルーツ・ミュージック・レーベル:アーフーリー・レコード(1960〜 )。同レーベルより今回ご紹介するアーティスト:マンス・リプスカム(1895-1976)は、同レーベルの第一号アーティスト、そして看板アーティストの一人として知られています。アーフーリー・レコード、そして50年代後半から60年代前半にかけて興隆したフォーク・リヴァイヴァル・ブームを語る上では欠かすことのできない人物となりますので、北米のルーツ・ミュージック・ファンの方はもとより、これからルーツ・ミュージックを聴いてみたいとお考えのビギナーの方も是非ご注目ください。 テキサス州ナヴァソタの貧しい小作農の家庭に誕生したリプスカムは、幼い頃に父親が出奔したため、小学校3年生で学校を退学。以降はテキサスの小作人としてその人生を送ることとなりました。そんな彼は母親に買ってもらったギターを、仕事の片手間に独力で習得。やがてはホーム・パーティなどをはじめとしたささやかな地元の人々の集まりの中で、その歌とギターの腕前を披露するようになりました。一方、アーフーリー・レコードは1960年設立。社長:クリス・ストラクウィッツは同レーベル第一号アーティストとして、ライトニン・ホプキンスのレコードをリリースすることをかねてより希望していましたが、ライトニンの提示条件に添うことが出来ずあえなく断念。ストラクウィッツがこの問題に頭を抱えていたところ、友人でアマチュア民俗音楽研究家/音楽収集家だったマック・マコーミック(1930-2015)より、〈逸材発見〉との報告が入りました。そこで2人は一路、テキサス州グライムス郡の田舎町ナヴァソタへ。マコーミックが同地で発見しストラクウィッツに紹介した逸材こそが、このマンス・リプスカムだったのです。 マコーミック/ストラクウィッツの2人によって見出された素人音楽家のリプスカムは、その実、ブルース、子供歌、バラッド、ゴスペル、ノヴェルティ・ソングなど、アメリカン・ルーツ・ミュージックに対する膨大な知識/レパートリを擁する人物であり、その存在はまさに北米音楽史の記録そのもの。〈ヒューマン・ジュークボックス〉ことレッドベリーに匹敵するような、素晴らしいソングスターでした。そんな彼の才能に魅せられたストラクウィッツは、当時65歳の小作人/アマチュア音楽家だったリプスカムを、アーフーリー・レコード第一号アーティストとして世に送り出すことに決定します。以降リプスカムは、当時興隆していたフォーク(ブルース)・リヴァイヴァル・ブームにおける重要アーティストとなっていきました。 今回ご紹介する作品は、そんな彼が1964年にリリースしたセカンド・アルバム。レコーディングは、カリフォルニア州バークレーにあるストラクウィッツの自宅のリビングルームで行われました。ちなみに同レコーディング・セッションは、全てギターの弾き語りによる一発録りという形で敢行されましたが、そこは熟練のリプスカム。流れるような流麗な指さばきと的確なリズム、そして温かみある渋い歌声によって、聴きごたえある素晴らしい一枚へと完成させています。 収録曲はブルースからスピリチュアル、バラッド、そしてポピュラー・ソングに至るまで、実に多岐にわたります。リプスカムの代表曲として知られる、小作農の生活を歌ったブルース・ナンバー「トム・ムーア・ブルース」も収録されていますので、マンス・リプスカム入門編としてもうってつけな一枚であると言えるでしょう。
●日本語解説/帯付き
【トラックリストはこちらからご覧ください】
2025年6月1日発売新譜 MANCE LIPSCOMB / YOU GOT TO REAP WHAT YOU SOW |