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商品名: |
ドリス・エル・マルーミ/アスワット(LP) |
メーカー: |
ライス(CONTRE JOUR) |
メーカー型番: |
AJR-45011 |
価格: |
4,950円(税込) |
[予約販売] |
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2023年4月30日発売新譜
2019年に3MAのメンバーとして来日!
故郷へのオマージュと冒険への探究心をテーマにしたウード・アルバム!
アラブ古典音楽を象徴する弦楽器といえば、やっぱりウード。ササン朝ペルシアの楽器「バルバト」がその起源とされるウードは、すでに2000年以上もの歴史を持つ「長生きの楽器」として知られています。そんなウードの名演奏家として現在世界中から高く評価されているひとりが、モロッコ出身の演奏家ドリス・エル・マルーミ。その彼が、マリの音楽家アビブ・コワテの諸作品などで知られるベルギーのレーベル“Contre-jour”から注目すべき新作を発表してくれることになりました。
ウード奏者/作曲家のドリス・エル・マルーミは、モロッコ南部にあるアンティアトラス山脈のふもとの丘陵地帯にある都市アガディールにて、1970年5月25日に生まれました。地元の大学でアラビア文学を学んだ後「音楽表現の哲学的アプローチに関する論文」の残し、ウード演奏とアラブ/西洋の古典音楽の研究に没頭するようになりました。そんな彼がウードの演奏家として活動するようになったのは1990年からで、若くして国内のアウォードをいくつか受賞する一方、地元の音楽院では教鞭もとるようになりました。さらにヴィオラ・ダ・ガンバの世界的巨匠として知られるスペインのジョルディ・サヴァール率いる古楽アンサンブルにウード奏者として招かれるなど、“ウードの魔術師”というニックネームと共に各方面から高く注目される存在へと成長。そして2006年にはマリのコラ奏者バラケ・シソコ、マダガスカルのヴァリハ奏者ラジェリと共に“3MA”を結成。3種の異なるアフリカ伝統弦楽器の名演奏家たちによるアンサンブルは、ワールド・ミュージック・シーンで高く評価されるようになり、2019年にはその3MAのメンバーとして来日も果たし「Peter Barakan's LIVE MAGIC! 2019」に出演を果たしました。
そんなドリスが2023年に発表したのが、2013年の“Makan”(Contre-jour)以来となるソロ・アルバム『アスワット』でした。ここでは2台のウードがまるで対話するような演奏や、ダフやダルブッカ、レグといったアラビック・パーカッションをバックにウードが主旋律を演奏するインストゥルメンタル・ナンバー、そして女性ヴォーカルを加えたメロディックなアンサンブルなども楽しませます。「故郷へのオマージュと冒険への探究心」というテーマの下、ノスタルジックなアラビック・テイストをベースにしつつも、様々なジャンルをミックスする能力を持ち併せたドリスらしい先進性もしっかりと感じさせる進歩的サウンドが、本作の大きな魅力となっています。
まさに“ウードの魔術師”の名に相応しい卓越した演奏と、アイディア溢れるアレンジの妙が楽しめる本作。アラブ系音楽ファンであれば絶対に聴き逃し厳禁でお願いします。
●日本語解説/帯付き
トラックリスト
1. Aswat
2. Sultana
3. Matar
4. Dalalat
5. Jrada
6. Nas Assabah
7. Chajar
8. Tissit
【発売日未定】 入荷次第お知らせいたします。
DRISS EL MALOUMI / ASWAT |