Office Sambinha ― オフィス・サンビーニャ

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説明

　アストル・ピアソーラは言わずと知れた現代タンゴの巨人。卓越したバンドネオン奏者であり、偉大な作曲／編曲家だ。そんなピアソーラは70年代中頃から後半にはイタリアに趣き、そのキャリアの中でも最もジャズに近付き、異色な作品を作っていたのがこの時期だ。本作はそんなイタリア期に残されたオリジナル・アルバム『ペルセクータ』とワールドカップ記念アルバムを元にしたアルバム『チャドル』を収めた２枚組。ジャズに近付いただけに、どこかその雰囲気はスパイ映画やギャング映画のクールなサントラ風に仕上がっている。しかしテンションは高い。