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エトセトラル/ライゾウム ~ 根茎(LP)

価格:3,850円(税込)
メーカー型番:SGI-0142
メーカーURL:Glitterbeat Records(通常輸入盤)

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説明
最新のテクノロジーからピグミーの音楽までを取り入れるスロヴェニアの実験ジャズ・トリオ!

 現在欧州でもっとも精力的に活動しているドイツのレーベル“Glitterbeat”のサブ・レーベルがtak:til。オーソドックスなワールド・ミュージックから一歩踏み込み、ややエクスペリメンタルな音楽性を目指してきた同レーベルから、またまた意欲的な作品が登場しました。
 サックス、エレクトロニクス、ドラムズといった楽器にヴィジュアル的要素を取り入れた未来派ジャズを創作するトリオがこちらのエトセトラル(Etceteral)。アブストラクトなモジュールの探求、催眠的なドラミング、そして跳ね回るホーンのテクスチャーを標榜する彼らは中央ヨーロッパの小国スロヴェニアで結成。メンバーはBoštjan Simon(サックス/シンセ/エレクトロニクス)、Marek Fakuč(ドラムズ)、Lina Rica(ヴィジュアル)の3名で、2020年にKapa Recordsからアルバム“Ama Gi”でデビューを果たし、tak:tilに移籍して出した2作目が本作ということになります。
 ジョシュア・エイブラムスやエヴァン・パーカーといった先進の音楽家からも影響を受けているという彼ら。言わば進化形ジャズを目指す彼らですが、その新作“Rhizome”は英語で根茎(地下茎)を意味しています。これについてサックスのSimonは「根茎は事実上どんな形にもなり、その場で道を選ぶことができる。私たちの音楽も同じように、その表現は理想的な形に基づいているわけではありません。このアルバムは、私たちが現在どこにいて、どこへ行こうとしているのか、と問いかけいるのです」と語っています。まさに根茎の如く複雑に様々な“音の根”を張り巡らす一方で、そこから吸い上げた養分を使って芸術という名の葉や茎、花を作り上がるといったことを体現してくれています。
 もちろんそこにはMIDIコントローラー付きのサックスやEvolver(Dave Smith)といったシンセ、サウンドエフェクトなどのテクノロジーが多分に使用されており、既存のジャズとは異なる次元でのインプロヴィゼーションを繰り広げています。またアフリカのピグミーの伝統音楽を参考にしたポリフォニーやポリリズムといった手法も隠し味としてしっかり取り込んでいる辺りは、音楽探訪人としての彼らのアンテナの高さが窺われます。さらにSimonとFakučが即興で演奏している間、ヴィジュアル担当のLinaはリハーサル室で出音とリンクした映像を創出してミュージシャンと映像の間に仮想空間を作成、それをリアルタイムで観ながら即興演奏に視覚から影響を与えるという手法を積極的に取り入れているというのが、彼らの音楽の最大の特徴と言えるでしょう(彼らのYouTube映像をご覧頂くことをお勧めします)。
 これぞ時代の2歩先をゆくエクスペリメンタル・ジャズ。是非本作でご堪能ください。

トラックリスト
1. Meadow Sage
2. Gologlavka
3. UY Scuti
4. Brasshopper
5. Rome Burns
6. 95959595
7. Dunno
8. Ton 618
9. Ave
10. Idler Idol

ETCETERAL / RHIZOME