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説明

2025年7月27日発売新譜
米国ルーツ・ミュージックの老舗レーベル《Arhoolie Records》の人気盤
伝説のテキサス・ブルースマン：ライトニン・ホプキンスの初期レコーディング音源集第二弾！

　テキサス州センターヴィル出身の伝説のブルースマン：ライトニン・ホプキンス（1912-82）。少年時代、戦前ブルースを代表するブラインド・レモン・ジェファーソン（1893-1929）よりギター奏法を伝授されたライトニンは、1927年より従兄弟のテキサス・アレクサンダーと共に音楽家としてのキャリアを開始し、地元のレインボー・シアターなどでパフォーマンスを重ねていきました。1930年代以降は放浪生活を送りつつ一時ヒューストンに定住し、ジューク・ジョイントやストリートにおいて演奏活動を展開。1946年には自身名義による商用レコードのリリースも開始しましたが、当時合衆国では人種隔離政策がしかれていたため、アフリカ系アメリカ人によるブルース演奏は、白人聴衆層の耳には届きにくいものとなっていました。
　しかしその後、1950年代後半から60年代前半にかけ英米で興隆したブルース・リヴァイヴァル・ブームの渦中において、ライトニンはジョセフ・スペンスの発掘でもお馴染みとなったブルース収集家：サミュエル・チャーターズによって〈再発見〉され、63年にリリースしたシングル’Katie Mae Blues’（オリジナルは47年）がリヴァイヴァル・ヒットを記録。〈本物のダウン・ホーム・ブルース〉が放つミステリアスな魅力に興味を抱いた白人聴衆層からも大きな人気を獲得することとなりました。以降、リリース曲がＲ＆Ｂチャート／ビルボード・チャートに続々とランクインし、北米各地の大学で開催されていたフェスティヴァルやヨーロッパ・ツアーなどにも参加。電光石火の指捌きによるテキサスのフィーリングたっぷりなギター演奏やその渋い歌声もさることながら、ステージ上における豊富な語彙を駆使した即興による歌詞、瞬時にしてその場を別世界に変えてしまうストーリーテラーとしての魅力にも大きな注目が集まり、いずれも満員御礼となっています。
　本作はそんなライトニンが、地元テキサス州ヒューストン伝説のインディペンデント・レーベル〈ゴールド・スター・レコード〉に残したレコーディング最初期の音源集（1947年～50年）の第二弾（第一弾は、ライス・レコード：FLR-32029）。1946年、ビル・クインによって設立された〈ゴールド・スター・レコード〉は、第二次世界大戦後数年間にわたり、テキサス地域におけるブルース／カントリー／ケイジャン・レコードの供給元となった重要レーベルであり、地元のブルース／ケイジャン・アーティストたちの名を北米全土に拡散することに大きく貢献したことで知られます。収録は、ライトニンの貴重なオルガン伴奏を聴くことが出来る「Automobile Blues」の未発表テイク（⑤）、ルイジアナ出身のブルース・シンガー：ライトニン・スリム（1913-74）が「My Starter Won't Start」として後にリアレンジし有名になった「T-Model Blues」（⑰）、当時100枚しかプレスされなかった超レアな「Henny Penny Blues」など全24曲。是非お楽しみに！

●日本語解説／帯付き

トラックリスト
1. Walking Blues
2. Shining Moon
3. Ida May
4. Mercy
5. Automobile Blues
6. Glory Be
7. All I Got Is Gone
8. Whiskey Blues
9. European Blues
10. What Can It Be?
11. Lonesome Home (Ain't It Lonesome)
12. Appetite Blues
13. Lightnin's Blues
14. Hammond Boogie (Organ Boogie)
15. Rollin' Woman Blues
16. Jailhouse Blues
17. T-Model Blues
18. No Mail Blues
19. Ain't It a Shame
20. Old Woman Blues
21. Untrue Blues
22. Henny Penny Blues
23. Jackstropper Blues
24. Grievance Blues



2025年7月27日発売
LIGHTNING HOPKINS / THE GOLD STAR SESSIONS, VOL. 2