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カレイス・フォツォ/グワ ~ 沈黙を破る女性たちの声(CD)

価格:3,740円(税込)
[予約販売]: 
メーカー型番:AJR-3449
メーカーURL:ライス(CONTRE JOUR)

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説明
2026年6月7日発売新譜
沈黙を破る声が、歌となって響く――
カメルーンの女性たちの記憶と連帯を描く意欲作!


 カメルーンの女性たちの声が、静かに、しかし確かな力で響きはじめます。沈黙を破ること自体がひとつの抵抗となる、その切実な意志を刻んだ作品です。語られずにきた記憶に光を当て、それを音楽として共有しようとする試みは、いま改めて強い意味を持っています。
 カレイス・フォツォ(Kareyce Fotso)は、カメルーン西部のバミレケ地方に生まれ、ベティ文化圏である首都ヤウンデで育ったシンガー。異なる文化的背景を行き来する環境の中で育まれた感性をもとに、独自の音楽表現を築いてきました。母語であるグホマラ語をはじめ複数の言語を自在に行き来しながら歌うスタイルも特徴で、地域文化に根ざしつつ広い視野を持った表現を実現しています。学生時代には生化学や映像制作を学んだのち音楽へと進み、ヤウンデのキャバレーでの演奏活動を経てキャリアをスタート。バック・ヴォーカルとしての活動も経験しながら舞台感覚を磨き、2000年代初頭にはエリク・アリアーナ(Erik Aliana)率いるグループ〈Korongo Jam〉に参加し、国際ツアーを通じて注目を集めました。
 その後ソロへ転じ、2009年にデビュー作を発表。同年のフランコフォニー競技大会で銀賞を受賞し評価を高めます。以降は『Kwegne』『Mokte』などの作品を携え世界各地で活動を展開。国際的な舞台での経験を重ねながら、その表現を磨いてきました。ベルギーのレーベル〈Contre Jour〉との協働のもと作品を発表しながら、ギターやパーカッションによる弾き語りを軸に、複数言語を行き来する歌唱と身体表現を組み合わせたスタイルで国際的な評価を築いています。
 本作『Gw』は、そうした歩みを経て制作された2026年の新作で、同郷のシンガーであるブリック・バッシー(Blick Bassy)の協力のもと完成されました。タイトルの「Gw」とは、女性たちが集まり語り合い、互いを支え合う伝統的な場を意味します。そこでは言葉が共有され、痛みや経験が分かち合われることで、癒しや連帯が育まれてきました。本作ではその精神を現代に呼び戻し、これまで語られることの少なかった女性たちの証言に光を当てています。沈黙を破る行為が、社会に対する意思表示として提示されている点も印象的です。
 サウンドは、バミレケ文化に根ざしたリズムや旋律を基盤としながら、エレクトリック・ギターやシンセサイザー、打ち込みを取り入れた現代的なプロダクションが特徴です。伝統的な要素を下敷きにしつつ、シンプルで洗練された音像が構築されており、その中で声の存在感が際立ちます。多言語による歌唱や語り、ささやきといった多彩な声の表現が楽曲に奥行きを与え、ひとつひとつの楽曲が小さな物語のように立ち上がります。音数を抑えた楽曲では、言葉のニュアンスやフレージングがより明確に伝わり、聴き手は自然とその語りへ引き込まれていきます。
 本作では、言葉と声を媒介にした「場」が立ち上がります。歌い、語り、ときに身体表現を交えながら展開されるそのスタイルは、聴き手を巻き込み、ひとつの共有された空間を生み出します。そこに描かれるのは個々の物語にとどまらず、社会に潜む沈黙や暴力への問いでもあります。沈黙の中に埋もれてきた声をすくい上げ、それを歌として響かせるという行為が確かな力を持つことを、本作は静かに、しかし強く示しています。

●日本語解説/帯付き

トラックリスト
1. Ngue Wo
2. Djo Go
3. Power
4. Femme
5. Interlude
6. Somo
7. Peu Djui
8. Zougolo
9. Motemo
10. Dudu
11. Pateuh

2026年6月7日発売
KAREYCE FOTSO / GWA