テンゲルトン/イルチ ~ 草原に響くモリン・ホールとホーミー(CD) すべてのイメージを表示 価格:3,520円(税込) [予約販売]: メーカー型番:BDR-32120 メーカーURL:ライス(BUDA) ツイート この商品について [問い合わせる] 説明 2026年10月11日発売新譜馬頭琴とホーミーを核に、遊牧の伝統からモンゴル・クラシック、ブルース、フラメンコまで!4世代の精鋭が描く、しなやかで鮮烈なモンゴル音楽の現在形! モンゴルの伝統を受け継ぎながら、そこから新たな音楽言語を生み出す4人組テンゲルトン(Tengerton)のデビュー作が、フランスの〈Buda Musique〉から登場しました。グループ名の「Tenger」はモンゴル語で「空」。モンゴルの人々にとって至高の精神的存在である空を、ゲルの天頂部にある円形の開口部「トーノ」から仰ぐと、そこを風が通り、音もまた流れてゆく――そんなイメージが彼らの名前には込められています。そしてアルバム名『Ilch』は、人と音楽がもたらす穏やかな「温もり」を象徴しています。 メンバーは約10歳ずつ年齢の異なる4世代の音楽家たち。創設者ウーガンバータル・ツェンド=オチル(Uuganbaatar Tsend-Ochir)とダライジャルガル・ダーンスレン(Dalaijargal Daansuren)はゴビ地方、ナサンジャルガル・ガンボルド(Nasanjargal Ganbold)はホーミーの故郷アルタイ、イェスン=エルデネ・バト(Yesun-Erdene Bat)は北部セレンゲの出身です。いずれも音楽一家に育ち、ウランバートルの音楽院または芸術文化大学を卒業。欧州でモンゴル伝統音楽を紹介してきたエグシグレン(Egschiglen)をはじめ、Sedaa、Transmongolia、Argusanなど様々なグループで培った豊富な経験を持ち寄っています。 サウンドの中心となるのは、モンゴルを象徴する擦弦楽器モリン・ホール(馬頭琴)と倍音唱法ホーミー。しかし彼らは伝統をそのまま再現するのではありません。現在知られるモンゴル音楽自体が、社会主義時代に舞台芸術化されるなかで楽器や奏法を発展させ、西洋クラシックの影響も取り込みながら形成されてきました。テンゲルトンはそうした歴史も自らの音楽的遺産として受け止め、馬頭琴四重奏の精緻な響きと伝統奏法、さらに自然や動物の音を模倣する遊牧音楽の感覚を一体化させています。 現在ドイツを拠点とする彼らだけに、西欧で得た音楽経験も本作には自然に溶け込んでいます。「Jamsai Oryo」にはブルースの感触が漂い、ダライジャルガル作「Flam[e]」では馬頭琴四重奏とフラメンコを大胆に接続。ダブルリードの管楽器ビシュグールの演奏には時折ジャズ的なニュアンスも顔を覗かせます。一方で、チョイドグ・エレグゼン(Choidog Eregzen)の代表作「Jalam Khar」や、シャラヴ・ビャンバスレン(Sharav Byambasren)の「Bolzoo」「Temuulel」といったモンゴル・クラシックも取り上げ、伝統と近現代の双方を射程に収めています。さらに長歌ウルティン・ドー「Mandal Juujaa」を、静謐な馬頭琴四重奏へと仕立てたアレンジも大きな聴きものです。 大型低音擦弦楽器イク・ホール、二弦の撥弦楽器トブショールやドンブラ、金属製の口琴トゥムル・ホール、縦笛ツォール、ビシュグール、打楽器など、楽器編成も実に多彩。深く響く馬頭琴、複数のホーミーが生み出す倍音、緻密に重なるリズムが、時に室内楽のような繊細さを見せながら、草原を駆け抜けるような力強さへと変化してゆきます。 古い伝統を保存するだけでも、西洋音楽に寄せるだけでもない。モンゴル音楽が歩んできた歴史と、4人が現在暮らす世界とを等しく自分たちのものとして鳴らすテンゲルトン。民俗音楽ファンはもちろん、ジャズや現代的なアコースティック・サウンドを好む方にもぜひ耳を傾けてほしい、いまのモンゴル音楽の豊かな可能性を体感できる一枚です。●日本語解説/帯付きトラックリスト1. Jamsai Oryo 2. Ser Ser Salkhi 3. Flam[e] 4. Jalam Khar 5. Mandal Juujaa 6. Khoomiin Oron 7. Tsatsal Biyelgee 8. Tal Nutag 9. Bolzoo 10. Temuulel 11. Altain Matgaal 12. Zakhias2026年10月11日発売TENGERTON / ILCH