Office Sambinha ― オフィス・サンビーニャ

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説明

フラメンコの可能性を広げる新進ギタリスト

　現在のフラメンコ・シーンにおいて絶大な影響力を持つスペインのギタリスト／コンポーザー、チクエロ。2018年Tokyo Jazz Festival出演時には、同郷のジャズ・ピアニスト、マルコ・メスキーダとのデュオ演奏が話題となりました。
　今回の作品はハーモニカ、ヴァイオリン、トランペットをはじめとする様々な楽器との共演が印象的。伝統的なフラメンコ・ギターのプレイ・スタイルをベースにしつつも、ジャズやクラシック、ポピュラー・ミュージックの要素をふんだんに取り入れるという彼ならではの先進性が生かされた結果、泥臭さのないフレッシュかつモダンなフラメンコ作品に仕上がりました。もちろん、息を呑むような凄まじいテクニックも出し惜しみなく披露。ブックレット中の解説では各曲のチューニングやリズムなどに関して記述してあるなど、ギター・ファンの方への心遣いも感じられる、実に素晴らしい一枚です。

CHICUELO / UNA Y CARNE