Office Sambinha ― オフィス・サンビーニャ

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説明

日系二世アーティストによる社会派作品

　1939年、カリフォルニア州サンフランシスコで誕生した日系二世アーティストのノブコ・ミヤモト（※映画『マルサの女』の宮本信子ではありません）。アジア系ダンサーとしてキャリアを開始し、50年代から60年代の間は『王様と私』、『ウェスト・サイド物語』など、数々の有名ミュージカル映画への出演を果たしてきました。しかし70年代にはアジア系アメリカ人運動に没頭。彼女がヴォーカリストとして参加した、クリス・イイジマ、チャーリー・チンとの共同名義アルバム“A Grain of Sand”（1973年リリース）は、アメリカのアジア人コミュニティの中で大きな話題となりました。
　そんな彼女がリリースした最新作“120,000 STORIES”は “A Grain of Sand”に収録されていた曲をリアレンジしたものに加え、古今の社会問題、二世としてのアイデンティティなどをテーマとしたナンバーなどを収録。現在81歳の彼女ですが、年齢を感じさせない快活なその歌声は驚嘆に値します。プロテスト・ソングにご興味をお持ちの方は是非一度お手に取られてみてください。

NOBUKO MIYAMOTO / 120,000 STORIES