Office Sambinha ― オフィス・サンビーニャ

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説明

　1991年には細野晴臣がプロデュースした招聘コンサートや、ユーラシア・フェスティヴァルなどで何度も来日しているアルメニアのドゥドゥーク奏者ジヴァン・ガスパリアン。かつては国内盤も発売され、ブライアン・イーノやピーター・ゲイブリエルのレーベルからもアルバムをリリースしていました。そんな彼の幅広いキャリアを２枚に凝縮した編集盤がリリースされました。ドゥドゥークは杏（あんず）の木をくり抜いてできるダブルリードの笛で、日本の篳篥（ひちりき）やチャルメラのルーツとなっている吹奏楽器です。その弦楽器とも聞き間違えるような美しい音色は「世界で最も悲しい音色」とも言われています。そんな楽器の存在を世界に示したのがこのジヴァン・ガスパリアンなのです。この楽器の第一人者といってもいいでしょう。そんな1928年生まれ（！）のジヴァンの悲しくも美しい音色は世界中で愛され、ハリウッドのサントラから各国の古典音楽家との共演まで、幅広いキャリアを誇っています。本盤ではもちろんアルメニアの伝承曲から、さまざまなコラボレイションを集めドゥドゥークの音色をたっぷり堪能できます。