ア−ティスト
ヤスミン・レヴィ
タイトル
センティール
オ−ダ−番号
HMR-5115
定価(税込)
2,625円
         

ワールド・ミュージックの次世代を担うセファルディのディーヴァが最高傑作をリリース!


 かつてはオフラ・ハザ、そして最近ではイダン・レイチェルと、ワールド・ミュージック・シーンにおいてイスラエルという国はこれまで数々の重要アーティストを生み出してきました。そして現在もっとも注目すべきイスラエル人ディーヴァの歌声が世界を席巻します。それがこちらのヤスミン・レヴィです。
 ヤスミン・レヴィは1975年にイスラエルのイェルサレムで生まれたシンガー/ソングライター。亡き父イサアク・レヴィは、かつてスペインで暮らしていたユダヤ教徒たちの文化を継承した歌を採取したり作曲/自演するアーティストとして活躍。その影響で彼女もラディノ語(スペイン系ユダヤ人が使っていた言語)をベースにアラブ/トルコなどの音楽の要素が加わった“セファルディ音楽”を歌うようになりました。
 彼女はそんなセファルディ音楽の歌手として2000年にデビュー。その後イギリスのワールド・ミュージック誌“fRoot”が主催するアワードの新人賞や、“BBCラジオ3 ワールド・ミュージック・アワード”などにノミネートされるなど、ヨーロッパを中心に人気を高めてゆきました。また日本でもキング・レコードから『ロマンス&ヤスミン』(KICP-8082)が2007年に発売され、ファンの間で話題になりました。
 そして今回5枚目のアルバムとしてリリースされるのが本作。発売はオマーラ・ポルトゥオンドの『グラシアス』(ライス HMR-783)や『ジプシー・キャラヴァン』(ライス HMR-730)のヒットで知られるWORLD VILLAGEからで、間違いなく彼女のこれまでのキャリアの中で最高の作品に仕上がりました。
 ここで歌われているのは、古いセファルディの曲やオリジナル・ソングで、それをスペイン人プロデューサーのハビエール・リモーン(パコ・デ・ルシア、エレフセリア・アルヴァニターキ、etc...)がフラメンコやキューバン・ジャズ、さらにマグレブからギリシャ/アラブ/トルコまでを感じさせる汎地中海サウンドをアクースティック・アレンジで聞かせます。歌うヤスミンはファドやフラメンコにも似た情熱的なヴォーカル・スタイルが特徴なだけに、そんなリモーンによるサウンド・プロデュースは非常に効果的といえるでしょう。そしてそれはいまのワールド・ミュージックの最大の関心事といえるイベリア半島のミステリアスな歴史にも迫るものです。
 2009年下半期最大の話題作となりそうな1枚。是非是非注目してください!!

試聴はこちら(公式ホームページ)と、こちら(myspace)

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