ア−ティスト

パパ・ウェンバ

タイトル
我らが父ルンバ
オ−ダ−番号
SAR-5311  
定価(税込
2,625円
         

ルンバ・ロックの第一人者パパ・ウェンバ
そのデビューから20年間の足跡を辿る編集盤がリイシュー!


 ユッスー・ンドゥール、サリフ・ケイタと並び、80年代のアフリカ音楽シーンから世界へと進出してその名を轟かせた偉大な音楽家と言えばこの人、パパ・ウェンバ。その彼の貴重な初期録音集が再び入手可能となりました。
 パパ・ウェンバは当時ベルギー領コンゴと呼ばれていたコンゴ民主共和国で1949年に生まれ、60年代の終わりごろから伝説のバンド“ザイコ・ランガ=ランガ”のオリジナル・メンバーとしてシーンに登場し、一躍国民的な人気者となりました。そして77年には自身のバンド“ヴィヴァ・ラ・ムジカ”を立ちあげた彼は、当時日本では“リンガラ・ポップ”と呼ばれていたコンゴ(当時はザイール)のポップスをベースに、ビートルズ世代らしくロック的にそのサウンドをビルド・アップさせた“ルンバ・ロック”を作り出し、若い世代を中心に圧倒的な支持を得るまでになりました。
 そして80年代に入りワールド・ミュージックのムーブメントが盛り上がりを見せた頃には、ユッスーやサリフらと共にアフリカ音楽を代表する音楽家の一人として世界に向けて大きく紹介されるようになり、さらに86年には初の来日公演も行われるなど、ここ日本でもその名が知られるようになりました。また88年にはフランス人プロデューサー、マルタン・メソニエによる『パパ・ウェンバ』(ライス SAR-106)を発表し、世界的なヒットを記録。90年代にはピーター・ゲイブリエルのレーベル“リアル・ワールド”から3枚のアルバムをリリースし、その後も欧州とコンゴを股に掛けた活躍を続けてゆきました。
 本作はそんな彼が77年に結成したヴィヴァ・ラ・ムジカをバックに従えてソロ・デビューしてからの20年間の歩みを綴った2枚組。以前はオルターポップより発売されていた作品(AFPCD295)ですが、この度ライス・レコードから配給を再開することになりました。
 音楽だけでなく、ファッション、ライフ・スタイルまでをも提唱し若者から圧倒的な支持を受けた70年代、ヨーロッパに進出した80年代、そして音楽的に円熟を迎えた90年代と、その時代時代のサウンドをディスコグラフィカル・オーダーに楽しめる作品。まさにコンゴ音楽がもっと熱かった時代を象徴する音の数々が詰まった編集盤といえそうです。

公式HPはこちら

Disc 1
1. メール・シュペリウール
2. テレグラム
3. アミナ
4. ロニ
5. アナレンゴ(オリジナル・ヴァージョン)
6. エフェカ・マンドゥンドゥ
7. マテブ
8. ブカヴ・ダワ
Disc 2
1. マリンバ
2. キティダ
3. エスクラーヴ(オリジナル・ヴァージョン)
4. ンバルムナ
5. アディダ・キエッセ
6. ヴィクティム・ド・ラ・モード
7. アラジ=ジャンボ
8. ジングル・アミナ
9. ミ・アモール
10. ママ

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