セネガルの老舗グループの貴重な70年代録音集
オーケストラ・バオバブは1970年にセネガルの首都ダカールで結成された老舗グループ。当初のメンバーは、初期セネガルの最高のダンス・バンドと呼ばれた“スター・バンド・ド・ダカール”で活躍していた音楽家たちで、ダカールに新しく誕生したナイトクラブ“バオバブ”の専属ミュージシャンとして引き抜かれたことがその始まりだったそうです。彼らは当時セネガルで人気だったオルケスタ・アラゴーンやパチェーコ楽団といったキューバ風のサウンドを主体としながら、そこに西アフリカの伝統音楽の要素を取り入れた融合サウンドを模索し、オリジナリティ溢れるセネガル風キューバン・サウンドを完成させました。ただ、その後バンドは低迷し一時解散してしまいますが、21世紀になるとイギリスのワールド・サーキットのプロデューサー、ニック・ゴールドとユッスー・ンドゥールの共同プロデュースによるアルバム『スペシャリスト・イン・オール・スタイルズ』(ライス
WCR-364)を発表し、見事復活を遂げました。
本作はそんなバオバブの最初の全盛期だった70年代に地元ダカールで発表された多くのLP音源から選曲されたコンピレイション盤。3曲だけ以前にライスからリリースされている『ラ・ベル・エポック 1971−1978』(SAR-3816)と重複していますが、残りは今ではなかなか入手できない貴重な音源ばかり。アフリカ音楽ファン必携のコンピと言えそうです。
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