ア−ティスト
マーティン・カーシー
タイトル
エッセンシャル(2CD)
オ−ダ−番号
TPR-5230
定価(税込)
2,625円
         

マーティン・カーシー生誕70周年記念
トラッド界の重鎮がこれまでに残してきた足跡を辿るベスト盤!


 半世紀もの間、イギリスのフォーク・ミュージック(=トラッド)の中心人物として活躍を続けてきたのが、ギタリスト/シンガーのマーティン・カーシー。1941年5月21日生まれの彼の、70回目の誕生日を記念して、“トラッドの殿堂”トピック・レコードから彼のこれまでの人生を振り返るベスト盤が登場することになりました。
 10代前半にギターを手にしたマーティン・カーシーは当時のスキッフル・ブームに乗って高校時代より音楽活動を開始。その後イギリスのフォーク・ソングに魅了された彼はロンドンのフォーク・クラブに出入りするようになると、フォーク・リヴァイヴァル運動の気運にも乗り、フォーク新世代を代表する音楽家として人気を集めるようになってゆきました。そんな若き時代のマーティンと知り合い、イギリスのフォーク・ソングを教えるまでに仲良くなったのが、プロテスト・シンガーとして世界的な人気を集める直前のボブ・ディランで、彼はそんなマーティンから大きな影響を受けたと言われています。
 その後マーティンは1965年にアルバム『マーティン・カーシー』(ライス TPR-330)でレコード・デビューを果たし、以後トラッド・シーンの先頭を常に走り続けるようになりました。70年代にはフォーク・ロック・バンド“スティーライ・スパン”に参加、さらに奥方のノーマ・ウォーターソンと娘のイライザ・カーシーと共に“ウォーターソン=カーシー”というファミリー・グループや、ブラス楽器をメインにしたバンド“ブラス・モンキー”といった様々なグループに参加するなどしてシーンを盛り上げてきました。
 そんな偉大な音楽家のキャリアを理解するのに最適な作品がこちらです。マーティンのデビュー作に収録され、サイモン&ガーファンクルがそのヴァージョンをカヴァーしたとされる伝承曲「スカボロー・フェア(正しい発音はスカーバラ・フェア)」から本作はスタート。以後、彼のキャリアの節目節目で重要とされる楽曲をディスコグラフィカル・オーダーに並べた全34曲を2CDに収めたのが本作となります。もちろん彼のバイオグラフィーが書かれた詳細なライナーと、当時の貴重の写真を収録したブックレットもしっかりと付録。まさにトラッド界の生ける伝説の偉業を知れる資料としてお勧めできる作品と言えます。
 トラッド・ファンだけでなく、大人の音楽ファン全てが手にしてほしい作品。これぞ本物のフォーク・ミュージックです!


CD1
1. Scarborough Fair
2. Broomfield Hill
3. Lord Franklin
4. Byker Hill
5. The Bee's Wing
6. Poor Murdered Woman
7. Seven Yellow Gypsies
8. Prince Heathen
9. January Man
10. His Name Is Andrew
11. King Henry
12. Skewbald
13. The Bedmaking
14. Geordie
15. Lovely Joan
16. Siege Of Delhi
17. The Prickle Holly Bush
18. I Sowed Some Seeds
CD2
1. The Devil & The Feathery Wife
2. The Maid And The Palmer
3. Sovay
4. Dominion Of The Sword
5. Bill Norrie
6. A Stitch In Time
7. Work Life Out To Keep Life In
8. A Question Of Sport
9. Rackabello
10. Sir Patrick Spens
11. Georgie
12. Famous Flower Of Serving Men
13. Mermaid
14. The Maid Of Australia
15. Christ Made A Trance
16. The Harry Lime Theme

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