ア−ティスト

ジャーマ

タイトル
ロンピエンド・アグァス〜ハングと声
オ−ダ−番号
HMSI-2084
定価(税込)
2,100円
         

21世紀のアクースティック楽器“ハング・ドラム”を伴奏に使った
透明感溢れるヴォーカル・ミュージック!


 2001年にスイスで生まれた最新のアクースティック楽器として秘かに注目を集めているのがハング・ドラム。スティール・ドラムをひっくり返したような形状を持つそれは、そのサウンドもスティール・ドラムに似ていますが、違う点は手や指で叩いたり擦ったりして音を発するという点で、スティール・ドラムよりもさらに精細で神秘的なサウンドを持っています。最近ではジャズ系やワールド系の音楽家からも大きな注目を集めるようになってきた楽器ですが、供給体制があまり良くなく、なかなか手に入らない事でも知られています。
 そんなハング・ドラムが伴奏するヴォーカル・ミュージックが、ついに登場しました。ジャーマはスペイン語では「炎」を意味する言葉ですが、ヘブライ語では「海に向けて」という意味を持っているのだそうです。そんな彼らはイスラエル出身のラヴィド・ゴールドシュミッド(ハング・ドラム)と、スペイン人女性シルビア・ペレス・クルース(ヴォーカル)によるデュオ。本作はスペインにて2005年より活動を開始している彼らの2作目にあたります。
 サウンドの核となっているラヴィドのハング・ドラムにはブラジル音楽に強く影響を受けたというリズム・センスと、ジャズ風のコード・アンサンブルが組み込まれていて、その音色と相俟ってとても浮遊感のあるサウンドを醸し出します。一方ヴォーカルのシルビアにはフラメンコやファド、ジャズ、フォークといった音楽性が宿っており、その両者が組み合わさることによって生まれる独自の音世界を探訪するというのが、本作の愉しみ方と言えるでしょう。
 収録曲の多くはシルビアの自作曲ですが、中にはアマリア・ロドリゲスの「涙(LA GRIMA)」、そしてハバネーラやフラメンコにインスピレイションを受けて出来た曲などもあります。そんな曲を透明感のあるシルビアの歌声と、時に複数台のハング・ドラムを駆使して演奏されるラヴィドの巧みな演奏とが心地良く混じり合って、聞き手のイマジネイションをタップリと膨らましてくれます。
 ワールドだけでなく、ニューエイジやジャズのコーナーでもお勧め出来そうな1枚です。

試聴はこちら(ハング奏者ラヴィド・ゴールドシュミッドの公式HP)

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