カマンチェのマエストロのために作られた新楽器“シャー・カマン”を初お披露目!!
イランのカマンチェ奏者のカイハン・カルホールは日本でも伝統音楽ファンには知られる存在。その静寂と渾沌、伝統と現代を激しく行き来する姿は初のソロ名義作品である『ペルシャのケマンチェ』(ライス
TCR-5018)にも収められ、好評をいただきました。
彼が操るカマンチェとはいわばイランのヴァイオリン。といっても西洋のそれのように肩とアゴにはさんで弾くものではなく、胡弓などのようにひざの上に垂直にたてて演奏します。カイハンはこの楽器のトップ・プレイヤーで、チェリストのヨーヨー・マやクロノス・カルテットなどとも共演し、またイラン伝統楽器の国宝級名手が一堂に会したマスターズ・オヴ・ペルシャン・ミュージックのメンバーでもあります。
そんな彼が今回演奏するのが、オーストリアの楽器メイカーがカイハンのために作った“シャー・カマン”という新しい楽器で、写真で見ると一見普通のカマンチェに見えますが、通常の弦のほかに共鳴弦らしきものがその内部に組み込まれていて、より倍音成分の多い豊かな音色が出るようになっています。さらに、バス・サントゥールという、通常よりも弦の数が多く、低音が出るサントゥールがフィーチャーされ、何ともミステリアスな弦のアンサンブルをここで楽しませます。
全曲がそんなシャー・カマンとバス・サントゥールだけで綴るインスト作品。ペルシャの古典音楽を基調としたオリジナル楽曲をここで聞かせますが、そんな新しい楽器によって先進性が強く感じられるサウンドを構築しています。まさにペルシャ古典音楽の未来を見据えた意欲作といって良いでしょう。
トラックリスト
1. Between the Heaven and Me
2. Where are you?
3. The laziest summer afternoon
4. Dancing under the walnut tree
5. Hear my cry
6. Pluck astar from the sky
7. Here I am alone again
8. I will not stand alone
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