オーガニックでピュアな若手女性歌手がさらに素晴らしい作品を発表!
“UKトラッドの名門レーベル”トピックが契約したもっとも新しいアーティストが、こちらの女性歌手フェイ・ヒールド。2010年にアルバム『ルッキング・グラス』(ライス
TPR-23021)でソロ・デビューを果たし大きな話題を提供した彼女が、いよいよセカンド・アルバムを発表してくれました。
ソロ活動する以前には“ザ・ウィッチズ・オヴ・エルスウィック(The Witches of Elswick)”という4人組のフォーク系ア・カペラ・グループの一員として活動していた彼女。そのグループでは2枚のアルバムをリリースしている彼女の旦那さんはフィドル奏者/フォーク・シンガーのジョン・ボーデンで、ベロウヘッドの中心人物として知られているほか、以前にはイライザ・カーシーのバンドでも活躍するなど、現在のUKフォーク・シーンにおけるキー・パースンの一人として活躍しています。ちなみにそんなジョンとフェイとの間には二人のお子さんがいらっしゃるそうです。
そして結婚〜出産のためしばらく音楽活動を離れていたフェイですが、ソロ・シンガーとしてシーンにカンバック、その第一弾が前作『ルッキング・グラス』でした。本国イギリスでは高く評価されたその作品リリースの後に行ったツアーなどでさらに磨きを掛けた彼女が2年ぶりにリリースしたのが本作です。前作同様、旦那さんのジョン・ボーデンが主体となって制作された本作には、新たにザ・ハリケーン・パーティというバンドが連名されていますが、これはジョン・ボーデンのほか、アコーディオン奏者のアンディ・カッティング、コンサーティーナ&フィドル奏者のロブ・ハーブロン、マルティ弦楽器奏者のサム・スウィーニーといった腕利きの音楽家が名を連ねた新バンドのこと。さらにスペシャル・ゲストにはソロでも大活躍をみせているギタリスト/バンジョウ奏者のマーティン・シンプソンがフィーチャーされています。
もちろんレパートリの多くはドラッド・ソングで、それをパワフルなアレンジのもと、現代して聞かせるというのが、本作のコンセプトです。前作以上に濃い内容に仕上がった本作は、発売前にも関わらず、すでに英国メディアから絶賛されているほど期待されています。もちろん一番の聞き所はオーガニックかつピュアなフェイのヴォーカルであることは言うまでもありません。
なお彼女は本作を引っさげこの夏たくさんのフェスティヴァルに登場予定とのこと。ますます大きな活躍をみせてくれることでしょう。
試聴はこちら(公式HP)
1. The Lover's Ghost
2. Wicked Serpent
3. The Parson's Gate
4. The Cuckoo
5. Pretty Nancy O
6. Sir Orfeo
7. The Old 'Arris Mill
8. The Weaver's Daughter
9. Tarry Trousers
10. Henry
11. Naughty Boy