<世界のディーヴァ> 第2弾
ディープなシャンソンの代名詞ダミアの音楽人生
お正月のシャンソン・アルバムはライスの復刻盤シリーズの恒例。2007年の『シャンソン歴史物語』(ライス
FSR-717)にはじまり、2008年はエディット・ピアフ『シャンソンの声』(ライス
FSR-749)をリリースしました。そして1年おいて今度のお正月にはいよいよディープなシャンソンの代名詞ダミアの登場です。
ダミアは、エディット・ピアフ以上にシャンソンを強く感じさせる歌手です。第一次大戦と第二次大戦の間の、戦争の真っただ中から大恐慌までの時代こそがシャンソンの全盛期でしたが、ダミアはまさにそんな時代に活躍。シャンソンをパリの下町の音楽から世界に通じる大衆歌謡に育て上げました。
このアルバムはそんなダミアのキャリアをたどった内容です。これまで発売されたCDは単なる有名曲集ばかりで、彼女の時代ごとにどう成長し、どういう歌を歌ってきたのかをたどる内容ではありませんでしたが、このアルバムではダミアの音楽人生にはじめてスポットが当てられます。
初期に残されたナマナマしい歌声から、有名な「暗い日曜日」、ヒット曲を連発した30年代後半の音源が収録されるのはもちろん、SPコレクターが探し求めている53年の来日時に録音された幻の音源まで、はじめてCD化されます。
もちろん貴重写真満載で詳しい解説がついたブックレットはいつも通り。まさに決定版の作りです。
<ディーヴァス・フロム・ザ・ワールド(世界の女性ヴォーカル)>シリーズにまた一枚、すばらしいアルバムが加わりました。
本作を当サイトでお買い求めいただいたすべてのお客様に、特典CDRをプレゼントさせていただくことになりました。
内容は、戦前の日本で発売されたSPアルバム『思い出のシャンソン・ド・パリ』に収録されていた12曲に、ダミアが53年に日本で吹き込んだ幻のラスト・レコーディング「恋がいっぱい」を加えた計13曲。さらに蒲田耕二さんによる「かもめ」と「イゼールの夜哨」の完全対訳もつきます。
ダミアのアルバムとともに、戦前のシャンソンのすばらしさをじっくり、とことん味わっていただこうという企画です。
発売後一カ月だけの期間限定プレゼント。どうぞお早めにご注文ください。