ア−ティスト
チコ・トルヒージョ
タイトル
チコ・デ・オロ
オ−ダ−番号
BBR-23010
定価(税込)
2,415円
         

パンキッシュな雰囲気を身にまとったクンビア・バンドがチリから登場!


 つい先日行なわれたワールド・カップのオープニング・コンサートのメインはなんといっても大会オフィシャル・ソング「ワカ・ワカ」をうたうコロンビア出身の女性歌手シャキーラでした。シャキーラは2006年のドイツ大会でもパフォーマンスを行なうなど、もはやコロンビア出身ということを忘れさせるほど世界的なアーティストとなっていますが、そんなラテン・アメリカのミュージック・シーンからはどんどんと才能あるアーティストたちが世界に羽ばたいています。前回リストでご紹介したスカ・クバーノに引き続き、今回も注目すべきバンドをご紹介しましょう。
 チコ・トルヒージョはチリ中部のビラ・アレマーナにて1999年に結成。その中心メンバーは元々ラ・フロリオポンディオというパンク〜レゲエ・バンドをしていた方々。その彼らがヨーロッパ・トゥアー後に、ラテン・アメリカ音楽に焦点をあわせたバンドをしたいということから結成に至りました。そこからセッションを重ね、2001年に自主制作でファースト・アルバムを発表。そこではメキシコなどのボレーロやコロンビアのクンビアのスタイルの曲に伝統的なチリのメロディをのせることで個性を発揮し、翌年にはドイツの文化施設でのライヴにさまざまな国のバンドと共演。そこでのプレイが評判を呼び、ファースト・アルバムも新装盤として再発売されます。またチリ国内で最大の音楽フェスティヴァルにも参加し、国内でもドンドンと人気を得てゆきました。
 その間にもヨーロッパで火がつき、ドイツ盤限定のライヴ盤がリリースされるなどますます評価を高めました。順調にその後もリリースを重ね、初のインタナショナル配給となった作品がこちらです。
 配給元はペルーのクンビア〈チーチャ〉で一躍注目を集めたバルベス・レコード。さすがにラテン音楽マニアのレーベルだけに目のつけどころが違います。今作でチコ・トルヒージョはよりクンビア色を強め、イナタいエレキギターやホーン隊のフレーズをからめながらも、パンキッシュな雰囲気を失わない独特のラテン・サウンドを聴かせてくれます。
 マヌ・チャオあたりのサウンドが好きなら気に入ることマチガイナイでしょう!

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