ア−ティスト

ウム・サンガレ

タイトル
ウム(2CD)
オ−ダ−番号
WCR-797
定価(税込
2,835円
         

ついに国内盤化! 2003年にリリースされた2枚組ベスト・アルバム


 UK随一のワールド・ミュージック・レーベル<ワールド・サーキット>が、アリー・ファルカ・トゥーレとともに長年プッシュし続けてきたアフリカのアーティストが、マリ出身の女性歌手ウム・サンガレです。
 ウム・サンガレは女性歌手の宝庫といわれるマリのワスル地方出身のシンガー。伝統的な歌声を持つ彼女はこれまでにワールド・サーキットからアルバム数枚をリリースしてきたほか、弊社が2003年に発売し現在の“砂漠のブルース人気”の火種ともなったアルバム『砂漠のフェスティヴァル』(ライス TUR-534)にティナリウェンやロバート・プラントらとともに登場し、その名を広く知らしめました。
 そんな彼女が2003年にリリースした2枚組アルバムがこちら。今回最新作『セヤ〜喜び』(ライス WCR-218)の発売を機に、こちらも同時に国内発売することになりました。
 本作は2003年発売当時の未発表曲8曲と、それまでの作品からのベスト・セレクション12曲からなる、少し風変わりなコンピレーション・アルバムで、いわば彼女のベスト盤的内容のものです。実は彼女が『ウム』以前にワールド・サーキットに残した音源は現在廃盤状態で入手することはかなり困難。それだけに貴重な音源が詰まった2枚組と言えるわけです。コンパイラーはワールド・サーキットの顔役ニック・ゴールドとBBCラジオの名プロデューサー、チャーリー・ジレットのふたり。
 (当時の)未発表曲8曲のうち6曲は元々マリでカセットとしてリリースされていたもので、プロデュースは映画音楽などを手掛けるボンカナ・マイガ。そしてベスト・セレクションの方は91年の『ムソル』、93年の『コ・シーラ』、そして96年の『ウォロタン』の3枚のアルバムからピックアップされています。
 おもに収録されているのはウム自身の作曲のもので、社会問題や女性の自立をテーマにした、いわばシンガー・ソングライター的なアプローチの楽曲が中心。そしてワスルならではの弦楽器マラレ・ンゴーニやバラフォン、フルート、ソクなどによるファンキーな伴奏をバックに、優雅に、そして力強く歌い上げるのが、ウム・サンガレの音楽の魅力です。この2枚組は、そんな彼女の足跡を辿れる充実した内容に仕上がっています。
 最新作『セヤ〜喜び』と一緒に是非こちらもお楽しみください。

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