11月30日(木) リスト作成と支払い日が重なってしまった。忙しさのダブル・パンチ。しかも社員たちは今月の最終出荷もある。そんなわけで、リストはやや小さめ。それでもブラジルから送られてきたインフォには面白いアルバムもあったりして、すべてを来週回しにはできなかったが。 |
11月29日(水) 昨日に続いて自宅で原稿書き。やっと夕方に大きな原稿を書き上げる。朝6時に仕事をはじめたのに、気がついたらもう夕方。ヘトヘトに疲れました。 |
11月28日(火) 一日中自宅で原稿書き。 |
11月27日(月) 2日間、久しぶりに外出してコンサート三昧で過ごしたおかげで、やるべき仕事がたまってしまった。書かないといけない解説原稿も多いが、今日はとりあえず雑用仕事を先に片付けることに。原稿を書きはじめたら、それに集中したいからだ。そんなわけで午前中は雑務仕事。午後から少し原稿書き。明日はもっと頑張らないと。 |
11月26日(日) 金曜日にできなかった雑務仕事を午前中に片付ける。月末になると経理仕事も入ってくるので、ますますややこしい。 午後は再び東京へ。昨日はアラブ音楽だったが、今日はインド音楽のコンサートだ。AKI UEDAさんと寺原太郎さんがインドの実力派タブラ・プレイヤー、ヴィニート・ヴィヤスを招いて共演した『旋律のパンテオン』というツアーの最終日を見せていただいた。実はヴィニートさんとは昨年のウォーメックスで会っており、ソロ・アルバムも聞いている。シタール奏者の上田さんもつい最近アルバムを発表したばかり。そんなこともあって、今日は楽しみな公演だった。 内容は北インドの古典音楽。演奏する時間に合わせたラーガを取り上げるという本格的なもので、上田さんも寺原さんもそれぞれたっぷり1時間、熱演を楽しませてくれた。アーラープからはじまる長時間の演奏は、レコードで聞くと途中でアクビが出ることもあるが、ナマで聞くと緊張感が違う。特にアーラープが終わってヴィニートさんのタブラが滑り込んでくると、まるで別世界。タブラというのは本当にすばらしい存在感を持つ打楽器だと実感させられた。 最後は朝のラーガで3人が共演。まるでオール・ナイトのコンサートを見た気分。すっかり堪能ささていただきました。 帰り道に、久しぶりにエル・スール・レコードに寄ってお買い物。原田さんにお酒の差し入れでも、と思ったが、昨晩飲み会があったことを知っていたので、手ぶらでお邪魔することに。予想したとおり、どこから見ても二日酔い表情でした(笑)。 |
11月25日(土) 朝早くおきて、洗濯と掃除。そして、やっと久しぶりに部屋の片付けができた。これから来月に向けて大きな仕事がいくつかあるが、それらにかかる前に本やレコードを片付けておかないと、ますます混乱する。これでやっとスッキリした気分で仕事に取り組めそうだ。 今日は原稿書きや会社仕事はお休み。午後は久しぶりに東京に出ることにした。まずは渋谷で、インド音楽関係の打ち合わせでお知り合いになった笠井えり子さんの写真展を見せていただくことに。そして夕方は亀有に移動してリリオ・ホールで行われた土谷奈々江さんとオリエンタルバレエカンパニーによるアラブ・ダンスのコンサートを見た。アラブ・ダンスというのは、いわゆるベリー・ダンスを舞台化したもの。だから伴奏はもちろんアラブの音楽だ。演奏はテープだったが、総勢26人のダンサーたち(みんな日本人)の踊りは思った以上に楽しいもの。8分の6拍子の曲も問題なく踊ってしまうのだからビックリだ。 公演後、このコンサートを主催した在米アラブ人プロデューサー、バシャール・バラジさんと浅草でお食事。バラジさんは40歳とまだまだお若いのにファイルーズの大ファンなのだとか。当社が彼女のアルバムを配給しているのを知って、来日した機会に声をかけてくれたらしい。彼によると、ファイルーズさんはつい2日まえに誕生日を迎えて71歳になったのだとか。でも、まだまだ元気で、来年は久しぶりの新作を発表する予定なのだとか。近年はなかなかコンサートをやってくれない女王さまだが、来週には久しぶりのベイルート公演があり、来年はほかの場所でもやるそうだよ、なんて話を、バラジさんは実に嬉しそうに話す。それじゃ来年はぜひ一緒にコンサートを見に行きましょう、なんて盛りあがってしまった。 |
11月24日(金) バグダッドで5台の車爆弾が爆発して160人以上が亡くなったのだとか。イラクはますますヒドい状況になっているようだ。こんな状況を作ってしまった人たちはどう責任を取るつもりなのか。果たして責任を取る方法があるのか、という疑問さえ湧いてくる。 午前中は原稿書きと雑務仕事。午後には事務所に行って、その続き。夕方には「アフリカ理解」プロジェクトという団体からインタビューを受けた。ぼくはアフリカ音楽の専門家ではないが、当社がアフリカ関係のアルバムをたくさん出しているので、それについて話を聞きたいと思ったらしい。 ライター時代にはたくさんの音楽家たちにインタビューしてきたが、インタビューを受けるのはあまり慣れていない。本当はあまり好きでもないが、でも若い人たちが話を聞きたいというのを断るわけにはゆかない。ぼくも自分のことを考えるばかりではなく、後輩たちのことを考えないといけない時期にきていると思うからだ。あまり要領を得ないインタビューだったので、本人にそう言ってしまったが、これが良い経験になってくれればと思う。 |
11月23日(木) 勤労感謝の日。まだ体が本調子じゃないので本当は休みにしたかったが、そうもいかない。午前中に解説原稿を1本執筆。午後は、年内に発売しようと思っている編集盤アルバムの選曲作業。レコードをとっかえひっかえ聞きながら、あれこれ考えた。 そんな編集アルバムのためにレコードをひっぱり出しながらつくづく思ったのが、もっと広い仕事場が欲しいということだ。解説原稿やCDの選曲は、事務所にそのための資料を置く場所がないので、どうしても自宅でやることになるが、そうなると生活の空間がどんどん仕事の資料で埋まってしまう。食事をするためのテーブルに本やCDでいっぱいになってしまうなんて、困ったものだ。CDや本を整理してある程度捨てればいいのだろうが、どれもいつ必要になるかわからないものばかりなので、そうは簡単に捨てられない。そうなると、もっと広い収容場所が必要になるのだが、そうなるとまた引越しをしないといけない。いわゆるマンション(ぼくは<マンション>なる言葉が大嫌いなので、普段はアパートと呼ぶが)なるところでこれだけの資料をかかえて仕事をするのは、どだい無理があるのだろうか…。 |
11月22日(水) リスト作成日。今週はカリが1995年に発表した『ラシーヌ』シリーズの第3集がメイン。しばらく廃盤になっていたこのアルバムだが、いま頃になって突然復刻された。どうしたのかと思ってCDをよく見てみたら、なんとこれはクリスマス・アルバム。それなら慌てて再発するわけだ。でも、いま頃情報を送ってくれたって、日本での発売は頑張っても12月10日の発売になってしまう。内容は、ほとんどマルチニークのクリスマス・ソング。「きよしこの夜」をやっている以外、ぼくらは知らない曲ばかりだから、別にクリスマス・シーズン以外に聞いても楽しめると思うのだが、それでもお店としてはクリスマス時期に売りたいのだろうな…。 そうそう、『ラシーヌ』シリーズは第3集からプログラミングがなくなって、全編ナマ音になる。あの(と言ってもかなり古い話だが)来日公演を思い出させる、ライヴっぽいサウンドが魅力だ。個人的に、今年のクリスマスはこれで決まり。まさに南国のクリスマス・アルバムです。 |
11月21日(火) 体調はだんだん良くなっているが、薬のせいか、アタマが少しクラクラする。こういう日に外出して事故にでもあったらイヤなので、一日中自宅で原稿書き。今週発売のジョアナ・アメンドエイラの解説原稿をやっと書き上げた。 3日間、ほとんど仕事ができなかったので、メールの返信がたくさんたまっている。なんとか午後にそれらを全部送り終えた。実はサンビーニャはここのところ取引先とのトラブル続き。それも、先方が口座を持つ銀行のせいで送金が届かないとか、次元が低い問題ばかりが起きるから、ますます疲れさせられる。アメリカやヨーロッパの会社ばかりと付き合っていれば、こんな問題はまず起きないのだろうが、当社の場合はそうもいかない。そうそう、会社名を出すわけにはゆかないが、なんといまどき、手書きのインヴォイスを送ってきた会社があったくらいだから。税理士さんもこれにはビックリしていた。 |
11月20日(月) 朝のうちに書き物仕事を少しやってから、もう一度病院へ。診察してもらったら、土曜日より少しは良くなっているようだ。でも午後は、また薬を飲んだせいで、再び眠くなって、まったく仕事ができない。チェックしないといけないサンプルもたくさんあるし、解説原稿だっていっぱいたまっている。なんとか早く手をつけたいのだが、そう思ってあせればあせるほど、なかなか良くならない。 |
11月19日(日) 昨日もらった薬が効いているのか、昨日よりも調子がいい。でも、薬を飲むと眠たくなるのは、昨日と同じ。なんとか頑張って解説原稿を途中まで書いたが、こんなときにまともな文章が書けているわけがない。きっと明日書き直すことになるのだろう。 |
11月18日(土) 先に風邪を引いてから、どうも体調が良くならない。昨日まではなんとか我慢して仕事をしてきたが、今日はあまりに調子が悪いので病院に行ってきた。診察してもらったところ、どうも普通の風邪ではなく、別の菌が入り込んでいるのだとか。それで疲れがいつまでたっても取れなかったらしい。 薬なんてものを飲みなれないせいか、もらった薬を飲んだら急に眠たくなってきて、今日はまったく仕事にならない。もし仕事を休めたら、部屋をきれいに片付けたかったのだが、せっかく自宅にいるのにそれもできない。ますますフラストレイションがたまります。 |
11月17日(金) 遅れている原稿書きの仕事を進めるために、一日中自宅作業。ただ、帰国してからどうも体調が戻らず、今日もまったく仕事が進まない。仕事が進まないとストレスがたまって、ますます体調が悪くなる。完全に悪循環だ。こういうときには気分転換に散歩にでも出ればいいのだろうが、熱っぽい上に最近急に寒くなってきたので、外出することもできない…。 こういうときに、目が覚めるようなすばらしい新譜(しかも新録)でもあればいいのだが…。 |
11月16日(木) リスト原稿作成。今週のライス盤などは社員にまかせて、ぼくはサンプルが大量に入ってきた伯トラーマの最近のアルバムを紹介することにした。 そう思ってトラーマのリリース情報のリストを見てビックリ。なんとあのカルトーラの映像がDVDで発売されるというからタイヘンだ。しかも収録されたのは、74年に放映されたテレビ番組『エンサイオ』。74年と言えば、カルトーラがマルクス・ペレイラからはじめてのソロ・アルバムを発表した年で、その生涯の中でももっとも意欲を持って音楽に取り組んでいた頃だ。そんな時代の<動くカルトーラ>を見れることになるのだから、ファンの皆さんにとっては夢みたいな話だろう。カルトーラが80年に亡くなったときの追悼番組は、当時ブラジルに滞在されていた高橋研二さんから見せていただいたことがあるが、ぼくもそれ以外の映像は見たことがない。なので、個人的にも非常に楽しみ。年内には発売されるといいのだが。 |
11月15日(水) 朝早く起きてたまっている解説原稿を執筆。午前中に2本仕上げて、午後からは来週発売になるジョアナ・アメンドエイラの解説原稿の準備をはじめた。今回の作品は新しいレーベルに移籍しての第一弾。当然、すばらしい意欲作であり、解説のほうでもそのあたりをしっかり書こうと思っている。そのためには調べないといけないことがたくさんあり、時間もかかりそう。でも、たまにはじっくり時間をかけて1本の解説原稿を書いてみたい。そう思わせるようなアルバムだ。11月26日の発売を楽しみにしていてください。 思えば、風邪で寝ていた日を別にして、旅行前からここ1ヶ月以上、ずっと休みを取っていない。そろそろ疲れがたまってきたが、それ以上に困るのが、仕事部屋の散らかりぶりだ。できたら半日くらい仕事を休んで、家の中を片付けたいところだが…。 |
11月14日(火) 雑務仕事が一段落したので、久しぶりに休養を取ろうと思ったら、打ち合わせの予定を入れていたことを思い出した。お相手はキング・レコードの井上さん。なんでも新しい企画があるそうで、ぼくに協力して欲しいのだそうだ。 打ち合わせの内容については、もちろんここで書くわけにはゆかない。でも、キング・レコードと言われて思い出したことがひとつあったので、これだけ書いておくことにしよう。というのも、もう10数年前だろうか、ぼくはキング・レコードから<出入り禁止>と言われたことがあったのでした。 覚えていらっしゃる方もいるかもしれないが、当時ぼくは『ミュージック・マガジン』で<アルバム・レビュー>のラテン音楽のところを担当させていただいていた。そのときにたまたまキングさんから発売されるアルバムに続けて悪い点をつけたことがあって、当時の担当者の怒りが爆発。会社に呼び出されて大目玉を食う、なんてことになってしまったのだ。さらに、そこでのぼくの態度が反抗的だったのだろうか。相手はますます怒ってしまい、<出入り禁止>なんて言葉が出たようだ。 音楽評論家がレコード会社に呼び出される、なんてことは、いまはもうないと思うが、ぼくがやっていたときは、何度があった。呼び出しを喰らったのは、キングさんが3度めか4度めだったと思う。音楽評論家なんて、レコード会社に寄生して生きている人種だという概念が、少なくともレコード会社には残っていたのだろう。いまでは小さいながらに<レコード会社>をやっているぼくだが、そんな時代があったことを知っているせいもあって、せっかく書いてくださった評論に文句をつけたことは一度もない。どんなにケナされても、ありがたいご意見として受け入れるようにしている。 そんな話はともかく、そうして喧嘩別れしたキングさんと、10数年後にこうして一緒に仕事をすることがあるわけだから、人生はわからないものだ。井上さんの話によると、当時ぼくを呼び出した人は退社されてしまったのだとか。別に、いま在籍されていたとしても、ぼくのほうにはわだかまりはない。今回の企画も、ぜひ有意義なプロジェクトにしていただけるように、できる限りのご協力をしたいと思う。 |
11月13日(月) 今日も雑務仕事の続き。昼間は経理仕事。夕方からは自宅に戻って、メールのやり取りを夜遅くまで。昨日の挨拶メールの続きをやろうと思っていたが、とてもそこまで時間がない…。 |
11月12日(日) 日曜日だが、今日も朝から仕事。ウォーメックスで会った人のうち、早急な仕事がある人とはすでにメールのやり取りをしているのだが、それ以外の人たちへの挨拶メールをまだ送っていなかった。そこで今日は、いただいたサンプルを聞きながら、ひとつひとつお礼のメールを打つ。なんとか半分くらいにはメールを送ることができた。 さすがに疲れているのか、夜は食事を作る力が残っていないので、近くのうどん屋さんで日本酒を飲みながら夕食。久しぶりに食べたてんぷらがとても美味しかった。 |
11月11日(土) 昼間は雑務仕事。旅行の後、体調を崩してしまったこともあって、やらないといけない仕事がたまっている。少々疲れているが、今日も休むわけにはゆかない。 深夜に対談原稿を松山さんにご確認いただいて、入稿。これでトピックの名盤シリーズは無事発売日に店頭に並ぶことになった。 |
11月10日(金) 朝3時に起きて仕事。午後早い時間に松山さんとの対談原稿を書き上げる。来週発売されるトピック名盤復活シリーズの共通原稿だ。結局、15000字くらいの長い原稿になってしまったが、内容的には初心者の方にもわかりやすいものになったはず。どうぞお楽しみに。 いろんな仕事を同時進行でやっているため、部屋の中がちらかりすぎ…。そろそろ完全休養日が欲しいところだが…。 |
11月9日(木) 午前中はリスト原稿の続き。そして午後は自宅に戻って、やっと松山さんとの対談原稿のテープお越しの続き。なんとか夜遅い時間に終えることができた。 今回からオリンパスのヴォイス・レコーダーを使ってテープお越しをやっているのだが、やってみるとこれが非常に便利。ちょっと巻き戻したり早送りしたりする作業がカセット・テープやMDでやっていたときよりも格段に簡単で、すごくスムーズに仕事ができることがわかった。価格も手ごろだし、長時間の録音もOK。しかもMP3でデータ保存も簡単だ。持ち運びも簡単なので、今後は海外での打ち合わせやインタビューにも役立ちそうだ。 |
11月8日(水) 体調が少し戻ってきた。そこでいつも通りに朝早く起きて、解説原稿を1本脱稿。たまっていた日記も書き上げて、夕方にはリストのための原稿も書く。なんとか通常のペースで仕事ができるようになってきた感じだ。 今週のリストのメインは、トルコのダブルムーンの人気シリーズ『イースト・トゥ・ウェスト』の第4弾。いつも通り、このレーベルに所属する代表的なアーティストたちの新作に収録されていた作品を大胆にリミックスした作品が並んで、新鮮に楽しませてくれる編集盤だ。単なるベスト盤じゃないところが、さすがダブルムーンたるところだろう。そんなわけで、このシリーズはそれぞれのオリジナル・アルバムをお持ちの人にもお勧め。もちろん、これからダブルムーンのユニークな音楽を楽しみたいという入門者にも楽しめるはずだ。12月3日発売予定です。トルコ音楽ファンのみならず、幅広いワールド・ミュージック・ファンの皆さんにお勧めしたい。 そんな最新のトルコ音楽を紹介するついでに、古い時代のトルコ音楽も一緒に聞いてもらおうと思って、同じ12月3日にSP時代の復刻音源を集めた3枚のアルバムを同時発売することにした。アメリカのトラディショナル・クロスローズからずいぶん前に出たアルバムで、『イスタンブールの女性たち』 『イスタンブール1925』 『タンブーリ・ジェミル・ベイ』の3枚だ。 オスマン・トルコ帝国が崩壊したのが1923年。この年にトルコは共和国として新しい時代をスタートさせた。イスラーム国家ではない、新しいトルコを目指した国作りがスタートしたのがこのときだ。そんな時代の息吹を感じさせるのが最初の2枚。イスラームの時代には表に出ることがなく、この時代になってはじめて登場することになった女性歌手。そんな新時代を代表する女性歌手たちの録音ばかりを集めた『イスタンブールの女性たち』は新時代に突入したトルコ音楽のダイナミックな躍動をもっともストレイトに感じることができる編集盤だ。そして『1925』は、そんな時代の古典音楽や新しい古典音楽を取り混ぜた、すでに定評のある名編集盤。そして最後のタンブーリ・ジェミル・ベイだけは、共和国発足以前の録音で、オスマン・トルコ時代の最後に登場した最高の名手の1914〜1920年の録音を集めた珠玉の名演集だ。ともに古くからトラディショナル・クロスローズのアルバムを聞いてきたベテランのワールド・ミュージック・ファンなら絶対にお持ちの名作ばかり。でも反対に若いワールド・ミュージック・ファンは、たぶん見たことすらないのではないかと思う。そう思って、当社のカタログに加えることにした。これを機会に、ぜひトルコ音楽の真髄に触れていただきたい。 ダブルムーンも確かにすばらしいが、トルコ音楽はダブルムーンばかりではない、ということです。 |
11月7日(火) 松山さんとの対談原稿やたまっている解説原稿に手をつけようと思ったが、どうしても体に力が入らない。観念して、一日中自宅でゆっくり過ごすことに。自宅にいても会社から連絡はあるし、完全に仕事を忘れてゆっくり休むことはできないが、でも夕方にはずいぶん体調が戻ってきた。明日からは頑張れそうだ。 |
11月6日(月) 風邪気味だが、月曜日は仕事を休めない。午前中は自宅で雑務仕事をやって、お昼近くに会社へ。伝票を整理した後、社員に仕事の指示をして自宅へ。ふたたび対談の原稿を起こす。でも、午後3時くらいには疲労困憊。後はもう仕事が手につかない。困ったことだ。 |
11月5日(日) 今日も対談原稿の起こし。でも、昨日に続いてなかなかはかどらない。どうも風邪を引いてしまったようだ。思えば旅行前から今日まで、もう3週間近く、まったく休みを取っていない。疲れがたまってしまったのだろう。でも、こうも仕事がたまった中で、いったいどこで休みを取ればいいのだろう。 |
11月4日(土) いつも通り、朝6時に起床。今日は頑張って昨日の対談原稿を起こそうと思ったのだが、どうも体調が良くない。寒気がする。それでも頑張って仕事を進めようとしたが、こういう日はなかなかはかどらない。 午後はファド歌手の月田秀子さんのコンサートを見にヤクルトホールへ。普段見るコンサートに比べてお客さんはかなり高齢だが、みんなすばらしく熱心。公演前にCDや本が飛ぶように売れているのを見て、ビックリさせられた。伴奏はアマリア・ロドリゲスと一緒に何度も来日していたポルトガル・ギターの名手カルロス・ゴンサルヴェスさんで、当社で配給しているカルロスさんのCDも売ってくださったのだが、これもすぐに売り切れ。ワールド・ミュージックのマーケット以外にも、こういう熱心なファンが存在することを知って、ビックリさせられた。これからはこういったファンの人たちにも向けた細かなプロモーションも必要だということなのかもしれない。 |
11月3日(金) 今日から世間では3連休。でも、ぼくは休むわけにはゆかない。今日は鎌倉まで足を伸ばして音楽評論家の松山晋也さんのご自宅を訪問。当社から発売を予定している英トピック原盤のシリーズのための対談を行った。いわゆるトラッド(これは日本語であって、本国ではこんなジャンル名は存在しない)という音楽に関して、ぼくはまったくの素人。そんなぼくが松山さんと対談というのもおこがましい限りだが、たまには素人の意見が解説に載るのも楽しいと思って、こんな企画を思いついた。結果は面白いものになったと思うが、CDを買われた方はどう思うだろうか…。 武蔵浦和から片瀬山まで、片道2時間弱。行きは思ったより早く着くものだと思ったが、帰宅したときにはグッタリ。かなり疲れがたまっているようだ。 |
11月2日(木) |
11月1日(水) |