ア−ティスト

ママドゥ・ジャバテ

タイトル
クラージュ〜勇気
オ−ダ−番号
HMR-5215
定価(税込)
2,625円
         

グラミー賞受賞後、初めてのアルバムをリリース!
マリを代表するコラ奏者のひとりが新作を発表


 全編でコラのソロ演奏を披露した『ドゥガ・マンサ』(2008年/サンビーニャ TS-7089)が見事、2009年のグラミー賞最優秀トラディショナル・ワールド・ミュージック・アルバムに選ばれたママドゥ・ジャバテが待望の新作を発表してくれました!
 1975年に西アフリカ・マリで生まれたママドゥ・ジャバテは、あのトゥマニ・ジャバテの甥にあたり、父ジェリモディも有名なコラ演奏者。15歳にして地元キタという都市のコンテストで優勝し、21歳のときに渡米してからはアメリカを本拠に活躍。同国ではブルースやジャズ・ミュージシャンなどと積極的にセッションを行ない、有名なアフリカン・シンガーの伴奏を務め、その名を高めてゆきました。
 2000年にはソロ・デビュー作『トゥンガ』(アニマ)をリリースし、日本でも話題になりました。その5年後のセカンド・アルバム『トゥマ』はグラミー賞にノミネイトされ、その後順調にリリースを重ね、前作はグラミー賞を獲得したことは上記した通り。2010年にはコラ、スライド・ギター、タブラのトリオ“ジャン・ジャン”での同名アルバム(日本配給はPヴァイン)も話題になりました。
 そして今回紹介するのがママドゥの2011年発売の最新作。5枚めとなる本作では、ほとんどの曲を自ら作曲。前作が伝承曲ばかりでしたので、大きな意欲を感じさせます。ママドゥのコラ以外に、西アフリカの小さな弦楽器ンゴーニ、木琴のようなバラフォン、パーカッションのカラバシュ、そしてアクースティク・ベースという編成で、録音はマリで行なわれました。気心知れたメンバーと地元での録音ということもあってか、実にリラックスした演奏。ですが、ときにアフリカの歴史が背負った悲しみを感じさせるようなメロディを聞かせ、またスキップするような楽しいリズムも開放感のあるメロディとともに楽しませます。そんな緩急自在なエモーションにいつしかリスナーは引き込まれているでしょう。
 アフリカ音楽愛好家以外にもファンの多いコラ。幅広い層に是非ともお届けしたいアルバムです!

試聴はこちら(公式HP)、もしくはこちら(MySpace)

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