ア−ティスト
ルイーザ・マイタ
タイトル
レロ=レロ
オ−ダ−番号
CBR-23003
定価(税込)
2,415円
         

クンバンチャ・ディスカヴァリー第4弾
カルト的人気の父を持つ新星女性SSWがワールド・デビュー!


 ミュージック・マガジン2010年1月号の“ベスト・アルバム2009”でワールド部門6位に入賞したカルロス・ヌニェスの『アルボラーダ・ド・ブラジル』(ソニー)において、カルリーニョス・ブラウンや、レニーニ、アドリアーナ・カルカニョットらそうそうたる面子に混じってゲスト参加していたひとりが、こちらのルイーザ・マイタでした。これまでローカル・シーンを中心に活動していた彼女が、この度アメリカの人気レーベル“クンバンチャ”から世界デビューすることになりました!
 ブラジルはサンパウロで生まれたルイーザは、美貌を併せ持った新世代シンガー・ソングライターの若き才能。サンバ、ボサ・ノーヴァ、MPBといったブラジル音楽をしっかりと消化・吸収し、センス溢れるオリジナル・サウンドを聞かせてくれる有望株と言えるでしょう。そんな彼女の父アマード・マイタも実は著名な音楽家で、1972年に発表したデビュー作『AMADO MAITA』は日本やヨーロッパのレコード・コレクターの間で探し求められているレア盤としても知られています。そんな父を持つだけに、彼女も子供のころより音楽に囲まれた環境で育ったのだそうです。
 17歳で歌手を志した彼女は、サンバをはじめ様々なブラジル音楽に影響を受けてその音楽センスを磨き、その後コーラス・グループに参加して2003年にはそのグループでアルバム・デビューも果たしています。そこではたくさんのコンサートやツアーを経験し、プロの歌手としての経験を積んでゆきました。その後父アマードとの共演ライヴなどを行う一方、2007年には中堅歌手ヴィルジニア・ローザのアルバムに楽曲を提供して作曲家としても活動するようになりました。
 そんな彼女に目を付けたのがクンバンチャ・レーベル。本作は才能ある新人の紹介を目的とした“ディスカヴァリー・シリーズ”の第4弾としてリリースされるもので、彼女にとっては世界ソロ・デビュー作ともなります。ここには若い彼女らしい瑞々しい感覚で作り上げられたブラジリアン・サウンドが全11曲収録。ビリー・ホリディやシャーデーといったアーティストのファンであると公言する彼女は、その音楽性にもソウルフルな部分が感じられますが、一方でブラジル人らしく“ボッサ”や“サウダージ”な感覚も忘れていない点に、その拘りやアイデンティティが強く感じられます。
 ブラジル音楽新世代に新たな風を吹き込む彼女。ベベウ・ジルベルトやセウ、セウ・ジョルジなどのファンの方には特にフィットしそうなサウンドと言えそうです。

視聴はこちら(公式HP)と、こちら(MySpace)

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