ア−ティスト

レジェンズ・オヴ・ブルガリアン・ウェディング・ミュージック

タイトル
トゥゲザー・アゲイン
オ−ダ−番号
TCSI-2109
定価(税込
2,100円
         

ブルガリア伝説のバンドのリユニオン盤!


 トルコと国境を接し、14〜19世紀となんと500年にわたってトルコに支配されたブルガリアは生活や文化において大きくトルコの影響を受けています。そしてトルコ、ギリシャ、ブルガリアにまたがるトラキア地方と呼ばれる地域はジプシーが多く住む場所であり、トルコ側ではブルハン・オチャルなど多くのミュージシャンを輩出しています。ブルガリアでもそれは変わらず、ジプシー出身者を中心とした音楽家が大勢います。
 その代表格はなんといっても、ここに参加しているクラリネット奏者イヴォ・パパソフ。80年代から欧米で紹介され、往年のファンからジプシー音楽好きまで好評を得ました。イヴォは華麗なテクニックと新しいセンスをもったバンドを結成し、ブルガリア本国においてロック・スターのような人気を博しましたが、旧共産圏だったブルガリアではそんなイヴォを危険視。彼が率いるバンドごと演奏を禁止し、禁固刑を与えたこともあるほどでした。しかし、あまりの人気のため、体制側も認めざるを得ず、最後にはブルガリアの音楽大使となったのです。そしてブルガリア民主化後、それぞれソロ活動を中心に世界中で演奏をしましたが、2005年になって往年のバンド・メンバーが再集合(トゥゲザー・アゲイン)し、録音に至ったのがこの作品です。
 クラリネット、サックス、アコーディオン、ドラムズ(+ギターのサポートメンバー)という編成で演奏されるのは、〈ウェディング・ミュージック〉と呼ばれる変拍子を多用し、高速のフレーズが目まぐるしく奏でられるサウンドです。
 サックス奏者のユーリ・ユナコフも現在は自身のバンドを率い、米国でも人気者。つまりジャズの豪華な双頭ユニットのようでもあります。ふたりの壮絶なからみ合いは本作の聞き所のひとつ。彼らがブルガリアでロック・スターのような扱いだったことも納得できる迫力です。が、もちろん全員のアンサンブルの妙があってこそ、ということも忘れてはいけません。まさにレジェンズ。圧倒的なテクニックとアンサンブルに酔いしれてください。

●[サンビーニャ・インポート]は弊社がお勧めする輸入盤をお客様にリーズナブルな価格で提供する事を目的にしたシリーズです。
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