UKフォーク現役最高の女性歌手のひとり、ジューン・テイバー
4年ぶりのニュー・アルバムが到着!
UKフォークにおける現役最高の人気を誇る女性歌手のひとり、ジューン・テイバーのニュー・アルバムが到着いたしました! 前作『アップルズ』(ライス
TPR-5056)が2007年のリリースでしたので、約4年ぶりのリリースとなります。
ジューン・テイバーは1947年イングランド中部の町、ウォリックで1947年に生を授かりました。こどもの頃から音楽好きで、10代半ばでイギリスで巻き起こってたフォーク・リヴァイヴァルに出会い、どっぷりとシーンにつかってゆきます。大学在籍中にアマチュア・バンドで活動していた彼女が大きな注目を集めたのが、マディ・プライアと組んだフォーク・デュオ、シリ−・シスターズでした。そのデビュー盤(1976年)も含め、全2作のアルバムは現在でも名盤として語り継がれ、日本でも愛され続けています。
シリ−・シスターズのデビューと同年に、ジューンは本作と同様にUKフォークの名門〈トピック・レコード〉からソロ・デビューも果たしました。それ以降、コンスタントに作品を発表し続け、90年代中ごろからはコロムビアなどから日本盤もリリースされるようになりました。
彼女のアルバムは前作のタイトルから想像できるとおり、テーマを絞って(つまり前作は“林檎”)それに関連した楽曲を集めているのですが、今回は“海”。彼女が生まれたのは海から遠い地方で、小さな頃から海に対する憧れのようなものが強かったそうです。その想いを込めてここでは選曲し、うたっているのです。ジャケットにうつっているような寒海を想起させるクールなアレンジ(アコーディオン、弦楽[ヴァイオリン、ヴィオラ、ダブルベース]、ピアノ)が、フォークだけに限らずあらゆるシンプルな音楽好きな方の心を射止めるのは間違いないでしょう。素敵です。
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