ア−ティスト
グァーファ・トリオ
タイトル
遺産(限定盤)
オ−ダ−番号
HMR-5249
定価(税込)
2,310円
         

コロンビア〜アンデス系音楽へ新たな指針!
シンプルな編成ながらアグレッシヴに聞かせるトリオ!

 現在ラテン音楽シーンの中で一番ニュースが多い国は、やはり中南米の国コロンビアでしょう。そのコロンビア音楽の中でも一風変わったサウンドを紡ぎ出すアクースティック・インストグループ、グァーファ・トリオを今回ご紹介します。
 コロンビア音楽というと、いまではクンビアを代表とする黒人系のサウンドをイメージされる方が多いですが、もちろんそれだけではありません。特に中〜南部においては様々な音楽が存在していて、高地にある首都ボゴターでは白人入植者を中心にして誕生した「パシージョ」と呼ばれるワルツ系の音楽がありますが、これには黒人的なニュアンスを含まれるなど、奥深いサウンドを持つコロンビア音楽を象徴するものと言えます。またボゴターから太平洋側に向かった山岳部にある都市カリには「バンブーコ」と呼ばれるアフリカ起源のダンスをルーツとする音楽がありますが、これは逆に欧州的な上品さが加わったテイストが感じられたりします。さらに南東部の平原地帯には「ホローポ」と呼ばれる白人系の音楽もあり、同国の音楽をさらに彩り豊かにしています。
 そんなパシージョ/バンブーコ/ホローポといった同地を代表する音楽を、4弦ギターのクァトロ、フルート、コントラバスというシンプルな編成で聞かせてくれるのが、このグァーファ・トリオです。若手の3人は、いずれもメスティーソ(インディオと白人の混血)系と思われ、そのサウンドもよくあるアンデスのフォルクローレ風かと思いきや、なんとも高い演奏力をもってそんな伝統的なコロンビア音楽をアグレッシヴに再構築して聴かせてくれます。打楽器は一切入らないですが、クァトロ奏者アルマンドとベース奏者フリアーンによるリズム・アンサンブルは実に強力で、グイグイと迫り来るようなグルーヴをここで生成し、サウンドに若々しい躍動感を与えてくれます。さらにフルート奏者イグナシオのダイナミックなプレイもほかの二人に負けず劣らず大きな魅力を発揮します。
 そして取り上げているのは、コロンビアの有名作曲家らによる名曲や彼らのオリジナル曲など。それをたった3人とは思えない厚みのあるアンサンブルで楽しませます。そしてその優雅さはまるでブラジル音楽のショーロのよう! そしてクンビアとは全く異なるコロンビア音楽のスタイルを、この作品で“再発見”してください!
 なお、本作は数量が限定となっておりますので、お早めにご注文ください。よろしくお願いします。

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トラックリスト
1. Abrazos y besos
2. Bandolita
3. Noche del Tolima
4. Pajarillo
5. Huracan
6. Fantasia en 6/8
7. Entreverao
8. Como pa' desenguayabar
9. El violento
10. Nueva Colombia
11. El gavilan
12. Anita La Bogotana
13. Los Doce
14. Zumba pa' tre


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