ア−ティスト
アナ・ベーロ
タイトル
ラグリマス・エ・リマス(仮題)
オ−ダ−番号
MCR-5299
定価(税込)
2,625円
         

ロベルタ・サー以来の逸材!
ショーロを歌う爽やかお嬢さん“アナ・ベーロ”登場!


 ショーロの女王アデミルジ・フォンセーカが亡くなったその年に、こんなすばらしい後継者が登場するなんて! 女性歌手アナ・ベーロのデビュー作は、なんと、歌うショーロ・アルバムでした。
 ショーロを歌う、と言っても、地味な音楽を想像されると困ります。なにしろアナ・ベーロはもともと女優さん。歌声は華やか。しかもとびっきり爽やか。ちょっとお嬢さんっぽいところは、デビューした頃のロベルタ・サーを思い出させます。
 しかも、アルバムをプロデュースしているのは、あのエドゥ・クリエゲール。マリア・リタの近作でセンスの良いサンバを提供するなど、いまもっとも輝いている作曲家のひとりです。そんな彼が若手のショーロ音楽家たちを集めて、これまたとびっきりお洒落で爽やかなプロダクションを施してくれました。
 もちろん新曲も盛りだくさん。しかもカルメン・ミランダが歌った古いあの曲を軽やかに歌って、生前のアデミルジ・フォンセーカとの共演も1曲。しっかりと伝統のつぼを押さえつつ、いまに通じるポップな感覚を感じさせるところは、とても新人さんとは思えません。
 この爽やかさ、軽やかさは、ハッキリ言って、いまのマリア・リタやロベルタ・サーより、ずっとずっと上。
 2012年のブラジル音楽はアナ・ベーロで決まりです。

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