ファドから新しい時代の到来を告げる女性歌手が登場した!
ポルトガルのファド・シーンから新しい時代の到来を告げるすばらしい女性歌手が登場しました。その名はアナ・ラインス。これは彼女の2枚めのアルバムで、いまのところの最新作でもあります。
アナ・ラインスは先にライスから発売された『ファドのディーヴァたち』(ライス
PVR-55002)でもアルバムの冒頭に収録。ファドの最新世代を代表する歌手として注目を集めました。ライスでは新世代ファドの最高の歌手としてジョアナ・アメンドエイラをプッシュしてきましたが、アナ・ラインスはそんなジョアナに匹敵する唯一の女性歌手です。ファドらしい奥ゆかしい歌いぶり、ナイーブな感性、そしてファドの伝統を受け継ぐ心意気など、すべての点においてジョアナを脅かす存在です。
そしてさらに魅力的なのは、従来のファドのスタイルを大きく超えたプロダクション。ファドの心臓部であるギターラ・ポルトゥゲースはもちろんフィーチャーされていますが、そこにピアノが入ったりするのはアマリア・ロドリゲスの『ブスト』と同様。さらにすばらしいのは、曲によってはアコーディオンやクラリネットなども入り、サウンドをリフレッシュさせながら、ファドらしい古風な部分をさらに深めているところです。レパートリーもファドばかりでなく、民謡調などもおりまぜながら、多彩な魅力をはなっています。
それだけに、伝統スタイルで歌われる名曲「私はファドの生まれじゃない」は心に染みます。まさに名唱でしょう。
ファド・ファンのみならず、女性ヴォーカル・ファン、ヨーロッパの歌謡音楽ファンなどに幅広くお勧めいたします。
この秋はアナ・ラインスで決まり!
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(MySpace)