ア−ティスト

マヌ・ディバンゴ

タイトル
アフリカ・ヴィジョン~アフリカ映画音楽のアンソロジー(仮題)
オ−ダ−番号
BDR-726  
定価(税込
2,835円
         

アフリカ音楽第一世代の巨人が残した映画音楽のアンソロジー

 フランスの人気ワールド・ミュージック・レーベル<BUDA>がシリーズ化しているアフリカ映画音楽の編集盤シリーズ<アフリカ・ヴィジョン>から大注目作が登場します。これまで<アフリカ・ヴィジョン>シリーズはオムニバス形式で紹介されてきましたが、今回ライス・レコードとして紹介するのは、初めて単一アーティストによるもの。しかもそれがカメルーン出身の偉大な音楽家マヌ・ディバンゴの知られざる作品ばかりというのですから、これは凄いです!
 サックス奏者、マリンバ奏者、歌手、ピアニストなど、様々な肩書きを持つマヌ・ディバンゴは1933年生まれ。10代の半ばにカメルーンからフランスに渡った彼はその直後に音楽に目覚め、50年代にはナイト・クラブなどでジャズやラテン音楽を演奏するようになりました。その後60年代になって彼はコンゴ音楽と出会いアフリカ音楽に開眼。そして彼は<世界最初のディスコ・ヒット>として知られる「ソウル・マコッサ」を73年の大ヒットさせて、以後アフリカを代表する大スターとして知られるようになりました。その後は国際的な活躍を展開し、現在まで様々な形でその存在感をアピールし続けてきました。
 そしてデビューから50周年を記念して発売された作品の一つがこちら。文字通りマヌが音楽を担当したアフリカ映画の知られざるサウンドトラック音源をかき集めたスペシャルな編集盤です。1971年〜2004年までという幅広い時代からの音源がピックアップされていて、その曲調は「ソウル・マコッサ」を彷彿させるファンキーなものから、アフロ・ジャズ、ラテン、カリビアン、そしてもちろんアフリカ音楽まで、彼がこれまでに残してきたものと同様に幅広いスタイルの楽曲が収録されています。しかもそのどれもが楽曲としてハイクォリティであるという点は、さすが巨人マヌ・ディバンゴといったところでしょう。
 またブックレットには本作の為にマヌが答えたインタビューが掲載されているほか、貴重な写真やフィルモグラフィなども収録。手塩に掛けて作られた豪華な編集盤であることを証明してくれます。
 アフリカ音楽ファンだけでなく、幅広い黒人音楽ファンに親しまれそうな作品です。

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