ア−ティスト

ヴァリアス

タイトル
シャンソン歴史物語〜フランスのディープ・ソング(仮題)
オ−ダ−番号
FSR-717  
定価(税込
2,835円
         

フランスのディープ・ソング シャンソンの真髄に迫る!

 ワールド・ミュージックのファンの間でも、もっとも聞かれていない音楽がシャンソンではないでしょうか。シャンソンは戦前に全盛期を向かえた早熟の音楽。そのせいもあって、60年代を境に急激に衰退。ロック以後はほとんど忘れ去られました。
 しかし、その全盛期に残された音源には、いま聞いても魅力的な歌がたくさん存在します。従来のシャンソンの編集盤と言えば、「枯葉」や「愛の讃歌」「バラ色の人生」など、ロック以後のファンが聞いたら凡庸としか思えない作品ばかりが並べられていましたが、このアルバムではあえてそんな日本で知られる曲をはずし、内容本位でフランス歌謡音楽の真髄に迫りました。
 もちろん<歴史物語>ですので、20世紀初頭のベル・エポックの時代から、最高に深みのある歌が登場した30年代、さらに新しい世代が登場した戦後の50年代まで、代表的な歌手たちのエポック・メイキングな作品を中心にご紹介しています。
選曲はシャンソン評論の第一人者である蒲田耕二さんとライスの田中勝則。詳しい解説と貴重な写真が満載のブックレットは、もちろんいつものライスのスタイルです。またシャンソン名曲集のCDはどれもいい加減なマスタリングで辟易させられますが、その点も大幅に改善。<ディープ・ソング>をさらにディープに楽しませます。
 忘れられた黄金期のシャンソンの魅力を集大成した決定版です。

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