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| 商品名： |
バビックス＆ラ・メトリーズ・ポピュレル・デ・ロペラ・コミック／こどもたちの行進（ＣＤ） |
| メーカー： |
ライス（BUDA） |
| メーカー型番： |
BDR-3256 |
| 価格： |
3,520円（税込） |
| [予約販売] |
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2024年6月9日発売新譜
子供の権利、そして彼らが望む明るい未来…
フランスの鬼才：バビックスと天使の歌声を持つ子供たちとの世にも美しい共同プロジェクト。
2015年、ランボー、ボードレール、ジャック・ケルアック、エメ・セゼール、ジャン・ジュネ、ジャック・プレヴェール等の詩に曲をつけた作品『クリスタル・オートマティック』が大きく注目され、〈レオ・フェレ、デヴィッド・ボウイ、ジム・モリソンの息子〉と賞賛されたフランス出身のピアニスト／作詞作曲家／ヴォーカリストのバビックス。今回はそんな彼と児童合唱団との共同プロジェクト作品『『こどもたちの行進』をご紹介いたします。
バビックスこと本名：ダヴィッド・ババンは1981年パリ生まれ。母親はピアニストで音楽学者、祖父は楽団指揮者という環境の中で誕生した彼は、５歳よりピアノ、そして厳格なクラシック音楽教育を受けています。母親を介しパキスタンの大歌手：ヌスラット・ファテ・アリ・カーン（1948-97）との出会いも果たすなど、誰もが羨むような恵まれた少年時代を過ごしますが、反抗期の訪れと共に17歳で学校を中退。コンテンポラリー・ジャズ／インダストリアル・ロック／ヒップホップといったクラシック以外の音楽に傾倒し、20歳の時に出会ったフランスの音楽家：レオ・フェレ（1916-93, ボードレール、ヴェルレーヌ、ランボー、アポリネールらの詩に自身作曲の音楽をつけたことでも有名）の作品によって、「音楽は反抗である」という結論を見出します。その後、ワールド系ポリフォニー・コーラス・グループ：グローブ・トロッターズの一員として初舞台を踏んだ後、17歳にして舞台作品の作曲を担当。2000年代初頭にはソロ・アーティストとしての活動を始動させました。この時、レオス・カラックス（1999年公開映画『ポーラX』）やクリストフ・オノレ監督作品（『17 FOIS CCILE CASSARD』：日本未公開）の美術を担当したローラン・アレールが標榜する現代美術運動「ポストX主義」に触発され、ステージ・ネームをバビックス（BABX）と名乗るように。以降、シャンソンを基軸とした独創的なエレクトロ〜ポップ作品の制作、現代舞踏、現代オペラなどをはじめとしたアート／シアター・プロジェクトへの関与、レーベルの設立／運営（KARBAOUI RECORDS、BISON BISON）など、精力的に活動を展開しています。また2023年には、エマフォイ・ツェゲ・マリアム・ゲブル、セロニアス・モンク、マル・ウォルドロン、ニーナ・シモン、メアリー・ルー・ウィリアムズなどといったジャズの名ピアニストから、西アフリカ・マリのンゴーニ奏者、古き良きイギリス北部の炭鉱町のサウンド、そしてチャーリー・チャップリンなどからの音楽的影響をモザイクのように散りばめたピアノ・ソロ作品『ピアノのある家』（ライス・レコード BDR-3117）をリリース。静謐でインテレクチュアル、同時に温かみも感じさせる同作品は、ハイセンスな音楽ファンの心をしっかりと掴みました。
今回ご紹介するのは、そんな彼の児童合唱団との共同プロジェクト作品『こどもたちの行進』です。約１年間の制作作業とスタジオ・セッションを経たのちに発表された本作は、子どもたちの権利、気候変動などをはじめとした子供たちの心をパニックに陥れる不確実な将来のヴィジョンをテーマに、バビックスが全11曲を作曲。アレン・ギンズバーグ、ジム・モリソン他、多くの詩人／思想家／ミュージシャンたちに多大なインスピレーションを与えたことでも知られる偉大な詩人：ウィリアム・ブレイク（1757-1827）、怒れる黒人作家：ジェイムズ・ボールドウィン（1924-87）の詩を歌詞として引用し、子供とティーンエイジャー総勢48人からなる合唱団：ラ・メトリーズ・ポピュレル・デ・ロペラ・コミックが、その清廉で無垢な歌声によって、現代社会に対する子供の主張を綴っていきます。その歌声の背中を支えるのは、バビックスのピアノ、チェロ、クラリネット、ヴィブラフォン、コントラバスなどといった５人の演奏家たちによるクラシカルな音色。楽曲を構成する音楽要素としては、クラシック、アンビエント、ジャズ、多様な民俗性を感じさせるチャント、黒人霊歌〜R&B風、聖歌風などと多岐にわたりますが、いずれのナンバーも非常に精緻で美しいものばかりとなっております。是非ご期待ください。
●日本語解説／帯付き
2024年6月9日発売
BABX & LA MATRISE POPULAIRE DE L'OPERA COMIQUE / LA MARCHE DES ENFANTS |
